内面「教育」としての特異性/超越性「教育」:付録:時代批評:PS理論的トランス・モダンIT「華厳」共同体世界の誕生






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2009年03月25日(Wed)
内面「教育」としての特異性/超越性「教育」:付録:時代批評:PS理論的トランス・モダンIT「華厳」共同体世界の誕生
簡単に思うと、内面とは、実に、特異的な差異であり、絶対的差異である。それは、教えることはできないだろう。ただ、示唆し、気づかせようと指し示すことはできるだろう。言うならば、内的「教育」である。戦後の外的教育とは、異質なものであり、これが欠けていることが、人心の荒廃をもたらしている要因の一つと考えられる。この内面を「個」ということもできるが、それは「個人」ないしは「自我」と混同される可能性が高いので、不連続的差異、絶対的差異、特異性と呼ぶ方が的確である。内的「教育」とは、これまでの私の言葉で言えば、精神身体の涵養である。言い換えると、精神教育であるが、特異性としての精神の教育である。私は宗教・神話の教育が必要だと考えているが、特異性としての精神教育であることが大前提であり、そうでなければ、明らかに洗脳となる。
 また、特異性精神教育のキーポイントの一つは、超越性を説くことである。もっとも、超越性が近代合理主義ないしは唯物科学・技術によって否定されているので、特異性精神教育を目指しても、混乱する結果をもたらすだろう。それは、ポスト・モダンに明らかである。デリダやドゥルーズ、その他は、超越性を否定しているので、差異というエッセンシャルなテーマをもつ認識行為が、空回りして、空疎な言語遊戯に堕してしまったのである。
 思うに、PS理論が超越性を肯定できたのは、いくつか理由が考えられるが、いちばん大きな要因は、一神教的な超越性の背景がないために、自然に純粋な(非一神教的な)超越性が生起する状況があったことだろう。しかしながら、戦後近代合理主義の唯物論的拘束がたいへん強固なものであると考えられる。だから、近代合理主義の縛りを解体する思想状況が生まれていたことも要因の一つである。
 私に関して言えば、1980年代後半の東洋身体論ブームがそのような思想状況をもたらしたと言えよう。もっとも、オウム真理教という怪異グロテスクな犯罪を副作用・副産物的にもたらしたとは言える。だから、それは両刃の剣ではあったと言えよう。そう、1980年代(バブルの時代でもある)は日本における軽薄なポスト・モダンブームもあった。とまれ、脱近代合理主義・脱近代的自我の動きがはっきりと起こったと言えよう。今から言えば、それは、特異性、絶対的差異の発露である。その後、ソ連崩壊、グローバリズムの出現となり、新自由主義、ネオコンが中心化し、2001年の911事件をもたらした。それは、今から見ると、近代合理主義の反動であると言えよう。能動的な特異性の勃興に対する反動であり、ハイパーな同一性主義が発生し、サブプライム等が起こり、今や、大崩壊したのであるが。
 超越性の視点から言うと、1990年代から2000年代はたいへんな危機的な時期であったと言えよう。何故なら、東洋身体論やポスト・モダンのブームが終わり、同一性的現実主義が主導化・中心化した時期であったからである。 しかしながら、PC、インターネット、ブログ等の普及によって、孤立していた特異性(絶対的差異)が遭遇すること(一種の偶然)により、生まれかけていた新しい思想が、明確に誕生することになった(突然変異)と言えよう。超越的な特異性の思想と言ってもいいだろう。それが、個々の潜在意識にあり、それが、明確に発現したのである。このITないしはITC大革新は、メディアをまったく変革させてしまったと言えよう。そう、メディア進化と言えよう。
 そのように見ると、いったい何が起こり、何が起こりつつあるのか。一言で言えば、極言すれば、PS理論的華厳世界の生起であろう。トランス・モダン華厳世界であろう。新しい東洋世界が生まれつつあるのである。とまれ、もう少し、超越性の視点から、丁寧に見てみよう。
 特異性において、超越性が発動する。そして、これとITとの関連は何だろうか。思うに、ITグレート・イノベーションとは、メディアの個化、即ち、特異性化をもたらしたのである。つまり、IT化とは、正に特異性/超越性に適合するメディア革新であったと言えよう。特異性/超越性が正に、水を得たというところである。
 そして、このメディア大革新により、多様な特異性/超越性が遭遇し、共振するようになるのである。そして、このIT的多元的特異性/超越性ネットワークが、PS理論的華厳世界ということである。

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