思考実験:自己認識方程式と経済価値:+1の同一性価値と-1の消滅性と差異共振創造生産






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2009年03月03日(Tue)
思考実験:自己認識方程式と経済価値:+1の同一性価値と-1の消滅性と差異共振創造生産
思考実験:自己認識方程式と経済価値:+1の同一性価値と-1の消滅性と差異共振創造生産

テーマ:シルヴィオ・ゲゼル『自然的経済秩序』

先のMP軸=即非軸の発想のときに、経済価値のことも思いついた。
 資本主義の差異共振価値は、⇒+1であり、それが、貨幣化されると、-1になるのではないかと漠然と思った。
 これは、不正確な考え方である。⇒+1とは、資本主義的差異共振生産によって生まれた価値である。それは、一種の使用価値である。農産物にしろ、PCにしろ、家具にしろ、そうである。
 しかし、これが、売買されると、貨幣価値に還元されて、-1になるのではないのか。ここが微妙である。+1かもしれないからである。
 思うに、使用価値+1は、自然に消滅するものである。食物は腐っていったり、劣化し、消滅していくものである。だから、その自然消滅性を-1ととした方が的確なのかもしれない。
 つまり、+1と-1でバランスがとれて、ゼロになるのである。しかし、貨幣は、+1にまま留まるのである。つまり、商品は消滅していくのに、貨幣は、不死不滅である。いわば、永遠の生命、霊である。(これは、当然、ゲゼルの考え方を踏襲しているのである。)
 信用創造とは、この+1の信仰ではないだろうか。本来、-1によって、それは、ゼロ化するのであるが、それを無視して、錯誤的に膨張させるのである。同一性自己の盲信や狂信である。つまり、+1の同一性価値・同一性自己を普遍価値化させて、他者に投影して、拡大するのである。そのとき、プラス利子がともない、ますます、同一性価値・同一性自己が膨張するのである。
 しかし、実際は、-1によって穿たれているのであり、常に、ゼロ化へと向かっているのである。これが実現するのが、景気後退や恐慌であろう。
 問題は、数え切れないくらい述べたが、+1の同一性価値を形成するのは、差異共振生産・創造なのであり、同一性価値のゼロ化を免れるには、同一性価値(貨幣資本)を差異共振性へとフィードバックする必要があるのである。喩えて言えば、畑に新たな種を蒔くようなものである。しかし、それは、単純な投資ではない。
 つまり、同一性価値を差異共振価値へと変換する必要があるのである。これは、いわば、質的投資であろう。株式投資とは、ほぼ量的投資である。それではなく、差異共振投資が必要なのである。
 資本家と労働者の差異共振的創造的生産で言えば、資本家と労働者の差異共振的投資が必要なのである。また、同様に、生産者と消費者の差異共振的投資が必要なのである。あるいは、企業と社会の差異共振創造が必要であるし、人間社会と自然との差異共振創造が必要なのである。
 これまでの資本主義は、同一性主義的投資であり、それは、常に、ゼロ化へと志向するものであり、破滅的なのである。
 しかし、差異共振的投資をすれば、資本は、常に、+1へと向かうことになり、破壊的なゼロ化を免れることができると考えられるのである。そう、つまり、物質的、精神的商品は、+1+(-1)⇒0(ゼロ)になる。しかし、それを知らずに、+1を信用信仰(信用創造)すれば、それは、いつかは、巨大なゼロ化に陥るのである。つまり、±ゼロである。しかるに、+1を差異共振価値へとフィードバックすれば、それは、新しい差異共振創造を生み、新たに、+1を生みだし、ゼロ化から免れるのである。
 思考実験はここで留める。後でさらに検討したい。


   




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カレンダ
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