同一性主義経済から差異共振経済へ:差異共振価値創造と減価通貨制度






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2009年02月21日(Sat)
同一性主義経済から差異共振経済へ:差異共振価値創造と減価通貨制度
今は余裕がないので、詳述できないが、近代資本主義の恐ろしい盲点と実に単純な経済真理を述べたいと思っている。
 結局、人間存在のためには、あまりにも当然ながら、他者との関係が付きものである。具体的に言えば、分業体制によって、食料を作る人がいれば、それを食べる人がいる。生産者と消費者である。一方が欠けても、経済は成立たない。この単純明快な経済真理を言いたいのである。 
 つまり、個は他者との関係によって成立するのであるから、他者との関係を積極的にする必要があると言うことである。同一性主義金融資本主義のように、一部のものが超高額な収入を得て、他者に与えないというのは、この経済真理から見て、完全に間違っているのである。
 この単純ミスを近代資本主義は犯してきたのである。

追記:結局、生産者と消費者(購買者)とは不可分一体なのである。インドのヴェンダーンタ哲学でいう不二一元論に当たる。つまり、生産者と消費者とは本来分離できないのである。
 これは、差異共振性である。あるいは、極性である。プラスとマイナス、N極とS極である。だから、二元論ないしは二項対立として、分離させる近代的経済学はまったく、理論的に誤りであると言える。
 これを弁証法としても同じである。弁証法とは、正反合で、あるものをテーゼとして、展開する方法である。それは、極性ではなく、同一性主義の一つなのである。
 この生産者と消費者の不可分一体性・不二一元論・差異共振性を経済の根本原理におく必要があると考えられるのである。
 問題は、利子である。生産発展のためには、融資が必要となる。そして、近代資本主義経済では、プラス利子の投資・融資が発生しているのである。
 このプラス利子が問題である。余剰の金融資本とは、いったい何なのか。余剰の金融資本とは、端的には、資本主義の差異共振創造的生産によって生じたものと考えられる。それは、やはり、資本家と労働者との不二一元論的な金融資本価値であるが、所有は資本家(株主)や経営者のものとされるのである。
 そう、この差異共振創造的生産と所有にズレがあるのである。本来、「社会」的生産なのに、所有は資本家の自我欲望に属するのである。この矛盾が、近代資本主義のいちばんの問題点であろう。
 この「社会」的生産による価値を自我欲望的所有を認めると、当然、プラス利子の発想が生まれるのである。(ここで、社会主義や共産主義の発想が生まれるのが、その問題はおいておこう。)
 しかし、プラス利子の発想とは何だろうか。それは、「社会」的生産によって発生した差異共振価値を自我欲望のために使用することである。ここに大矛盾があると言える。
 言い換えると、問題は差異共振価値である利益をどうするかのである。それは、不二一元論的価値なのであるから、自我欲望的な所有は誤りなのである。
 当然、創造された利益を社会へと還元する必要があるのである。他者あっての利益なのであるから。換言すると、これまで何度も主張してきたが、差異共振経済社会へと還元する必要があるということである。
 ここで、共同体の発想が生じるのである。これは、国家ではないのである。資本主義共同体である。
 利子の問題にもどると、差異共振価値に対して、プラス利子を課し、所有化するのは、間違っている。差異共振創造というプラスの価値、発展があるのであるから、逆に、利子は必要ないのである。理論的には、ゲゼルが説くように、マイナスにすると均衡がとれると考えられるのである。
 差異共振価値創造の発展に対して、プラス利子を課すと、当然、一部の「富める」者に金融資本が集中して、阻害的になると考えられるのである。
 やはり、通貨は減価させるのが、資本主義的生産にはふさわしいと考えられるのである。


   




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カレンダ
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