「世界の動向についての私見(「試見」):「資本主義」の未来:ロシアは何を考えているのか:中国とアメリカの狭間の絶体絶命の日本」 |
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2008年08月19日(Tue)
「世界の動向についての私見(「試見」):「資本主義」の未来:ロシアは何を考えているのか:中国とアメリカの狭間の絶体絶命の日本」
「世界の動向についての私見(「試見」):「資本主義」の未来:ロシアは何を考えているのか:中国とアメリカの狭間の絶体絶命の日本」
少なくとも、大きな問題は、 1) サブプライム・ローン問題に発した信用収縮による景気低下 2) グルジア問題(ロシアと西欧米との対立) 3) 中東・中央アジア問題 4) 中国政治・経済問題(インドも含めて) 5) 日本の政治・経済の方向性 5は、日本の国内の問題なので、外してもいいが、日本人としては、無視できない大問題である。 思うに、田中宇氏が述べるように、資本の論理(私はユダヤ系資本と考える)によって、多極化路線をアメリカがとっていると考える。それがアメリカの中国に対する「協調」路線になっているのであり、中国(や北朝鮮)を「利用」して、東アジアへの経済的覇権を取ろうとしていると考えられる。 【参考:[ 田中宇:米に乗せられたグルジアの惨敗 ] http://tanakanews.com/080819georgia.htm】 また、イラク戦争は、やはり、資本の論理(ドル通貨による金融資本の論理)で動いているのだろう(フセイン前大統領が原油取引をドル建てから、ユーロへの切り替えようするのを防ぐ意味があった。『ロシア政治経済ジャーナル』参考) ユダヤ系の資本の論理にとっても、一番の障害は、ロシアであろう。新冷戦と言われているが、実体・真相は何なのか。【とまれ、現代世界はひと言で言えば、カオスの状態である。多数の変数があって、正に非線形状態である。ここでは、近代主義的二項対立の発想では、解けないのである。また、ポスト・モダン的な、同一性主義への批判では、きわめて不十分である。多数の変数(差異)の諸関係を考察する必要があるからである。トランス・モダン的思考が必要である。差異共鳴性の視点が必要である。】 思うに、冷戦とは、社会主義と自由主義の衝突であった。しかし、現代の対立はそうではない。だから、新冷戦と呼ぶのは躊躇する。 さて、サブプライム・ローン問題であるが、これは、金融資本主義の本質的欠陥から発生したものと考える。資本主義は、差異主義(差異価値主義)の要素と同一性主義(交換価値主義)の矛盾した経済だと考えている。 サブプライム・ローン問題は、後者の帰結だと考えられる。この点で、ユダヤ系資本は一種挫折をむかえているのである。そう、多極主義は壁にぶつかっているように思われる。 私は資本主義の差異主義(差異共鳴主義)を発展させることが未来的であると考えている。これが、進化の方向だと考えている。 政治的にも、当然、同様である。アメリカの大統領候補のオバマ氏の理念は差異共鳴主義だと考えている。マケイン氏は、ユダヤ系資本の多極化路線の立場だと思う。 では、ロシアはどのような理念をもっているのか。それがよくわからないのである。欧米系の金融資本主義ではないと思う。少なくとも、社会主義的理念をもたない国家資本主義体制だと思う。また、ロシアが欧米に負けない外交能力を強くもっていることを確認することができる。そう、ロシアは政治・経済的インテリジェンスが向上したのである。この点を見る必要がある。しかしながら、ロシアに差異共鳴主義的視点があるだろうか。これが不明である。 私見では、世界は差異共鳴主義のトランス・モダンへと進展する。これは、高次元的多元共振主義である。きわめて、高度なインテリジェンスをもつ政治・経済である。哲学科学(philosophience)的と言っていい。 最後に、日本の政治・経済を見るに、世界の動向への視点をもたない、旧態依然たるコップの中の争いをしているのである。官僚支配主義である。私の言葉では、封建的近代主義である。現代日本は、中国というスキュラとアメリカというカリュブディスに挟まれて絶体絶命である。
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