不公正な派遣制度への不満と私怨との混淆:無利子ないしマイナス利子と差異資本主義 |
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2008年06月15日(Sun)
不公正な派遣制度への不満と私怨との混淆:無利子ないしマイナス利子と差異資本主義
以下の記事に、『結局、加藤容疑者は削減対象とはならなかったが、就労形態が不安定な派遣社員という立場を実感したとみられ、「いらなくなったら結局は(クビを)切るんだ」などと話していた。』とある。そうすると、文意を汲むと、加藤容疑者は、派遣社員というあり方に対して、いわば、義憤を感じていたように思えるのである。
私も派遣社員というあり方は、人間を物や機械と扱うのであり、否、奴隷として扱うのであり、怒りを爆発させるのは理解できる。 しかしながら、純粋に義憤ならば、無差別殺人にはならないはずである。この問題は先に述べたように、複合原因殺人であり、複雑であるが、私は向精神薬が直接の原因ではないのかと疑っている。とまれ、社会の不公正さへの不満と個人的不満が混淆されていたようには思える。 結局、理論的には、過度の同一性主義の帰結がここにあると思われるのである。同一性主義を生み出す利子金融体制を廃止すべきだと私は考えている。資本主義は、無利子でも機能すると考えられる。というか、無利子ないしはマイナス利子の方が、資本主義は進歩・進化すると考えられるのである。差異資本主義である。 端的に言えば、利子金融とは、資本主義における封建主義・階級制度を維持させる金融システムである。働かなくとも、投機で、利益を掠めることができる泥棒システムである。マルクスの勘違いは、資本主義内部に差別のシステムを見たことだと思う。そうではなくては、金融システムに問題があると考えられるのである。 無から有が発生する有利子金融は「錬金術」である。これが、利己心をあおり、同一性主義を駆動させると考えられるのである。 参照:法定無利子、又は、マイナス利子通貨導入について 1) ポスト近代西欧と共生主義:メディア界的理性・調和・均衡 http://ameblo.jp/renshi/ entry-10000620997.html 2) 民主主義通貨と資本主義通貨:世界共生通貨ガイア? http://ameblo.jp/renshi/ entry-10000608030.html 3) 「 [経済] 消滅貨幣を法定通貨にしたとき:資本主義と社会主義の間 直感では、これは妥協かもしれないが、必然の妥協ではないだろうか。というか、必然の調和かもしれない。というのは、超越論的現象形式(カント)が人間には埋め込まれている(内在している)。これを無視することはできない。しかし、根源には、不連続的差異があるのである。貨幣を無くすことは理想であるが、しかし、それは、イデア界ならば、できるだろう。現象界では不可能ではないか。だから、差異と同一性との調和として、消滅貨幣・減価通貨を法定通貨とすることが考えられると思うのである。一方で、差異価値があり、他方で、減価する交換価値があり、イデア界と現象界を調和させられるのではないだろうか。この点は、ゲゼルの主著を読み検討する必要がある。 http://www3.plala.or.jp/ mig/gesell/nwo-jp.html p.s. ゲゼルは消滅貨幣を政府において発行することを考えていたのであり、地域通貨、補完通貨としてではないだろう。ベルナルト・リエターや森野栄一氏は、似非ゲゼリアンではないだろうか。」 http://ameblo.jp/renshi/ entry-10000594156.html 4) マルクスだったらこう考える:不連続的減価経済 テーマ:ニッポン独立宣言 [叡智学] 『マルクスだったらこう考える』的場昭弘著 光文社新書 2/3弱読んだ。一部、マルクスのもつ進歩主義の誤謬(つまり、帝国的グローバリゼーションのためには、犠牲はしかたないというような考え)があると思うが、全体としては、斬新な内容である。マルクス主義の近代主義的限界を指摘している。 ところで、思うに、マルクスの疎外という概念は、超越論的だと思う。これは直観であるが、検討しないといけない。なぜ、超越論的、先験的なのか。カントの超越論性は、時空間的なそれであった(ここでは、超越論的仮象=理念は無視できよう。)。時空間的とは、現象的、物質的ということである。そして、資本主義は、一般的抽象的形式価値(抽象・一般的交換価値)に関わるのであり、この形式価値が、カントの超越論性と一致すると思う。つまり、カントの超越論的時空間形式とは、現象物質形式であり、物質的身体/肉体形式である。これと、資本主義の一般抽象的交換価値=貨幣価値とは、一致するだろう。つまり、簡単に言えば、一キロの塩=百円ということだろう。つまり、一般抽象数量等価形式である。この抽象一般形式とカントの超越論的一般形式と一致すると言えるだろう。つまり、資本主義は、超越論的形式を基礎・原理とする経済であると言えよう。だから、資本主義は、人間を疎外するのである。現象の先験的形式に基づいているのである。だから、一般に、有無を言わさない形式である。生殺与奪的形式である。 以上から、資本主義=超越論的形式=貨幣形式が帰結する。ここには、差異、不連続的差異、特異性が喪失している。これは、差異を破壊する現象中心主義である。そして、ここにおいて、人間は連続的同一性の従者・奴隷である。つまり、現象的先験的形式が支配しているのである。結局、差異、不連続的差異をとりもどさないといけない。それが、初期マルクスの考えた「共産主義」である。だから、不連続的差異論とは、「共産主義」である。しかし、国有化主義ではない。それは、不連続的差異的共立共生主義である。差異共立主義とは、結局、超越論的形式を越えた価値主義であり、超越論的超越論的形式だろう。実践的には、資本主義を差異共立主義に変換するシステムが必要である。資本/差異共立主義である。簡単に言えば、資本→差異変換システムである。超越論的資本主義から、差異共立的資本主義である。形式資本から差異資本へ。形式無機的資本主義から、差異共立資本主義へ。連続差異的資本主義から不連続差異的資本主義へ。連続的通貨から不連続的通貨へ。思うに、ゲゼルの減価通貨が意味があるのかもしれない。単に地域通貨ではない。マイナス利子をつけるのである。銀行に一億円があっても、それは、減価するのである。銀行は貯蓄があればあるほど、マイナスになるだろう。つまり、不連続的差異価値を評価するために、連続的差異価値を減価するのである。つまり、連続差異価値というバーチャルな価値を排するための実質的な不連続的差異価値のための通貨である。超越論的連続差異形式から超越論的不連続的差異強度への転換である。』 http://ameblo.jp/renshi/ entry-10000587212.html ***************** 秋葉原無差別殺傷 職場への嫌がらせ計画「搬入口、トラックで妨害」 東京・秋葉原の無差別殺傷事件で、静岡県裾野市の派遣社員、加藤智大(ともひろ)容疑者(25)が、派遣先の工場で人員削減計画が持ち上がった際、「腹いせに搬入口にトラックを止めて(業務を)妨害してやろうか」と同僚に漏らしていたことが13日、分かった。工場では年下の同僚と言い争いになるなど、トラブルがあったことも判明。警視庁万世橋署捜査本部では、就労形態が不安定な派遣社員という立場や対人関係などの不満が募って事件に至ったとみている。 加藤容疑者は昨年11月から裾野市の関東自動車工業東富士工場に派遣され、3カ月ごとに契約を更新する形で勤務を続けていた。 人員削減計画が決定したのは5月末。派遣社員200人のうち150人を6月末に解雇する内容だった。加藤容疑者の派遣元にも通告があり、工場では「(派遣元が)完全撤退して全員解雇される」といううわさが広まった。この際、加藤容疑者は同僚に「両親も頼れない。車で事故を起こして借金も背負っている」などと動揺をみせていた。 結局、加藤容疑者は削減対象とはならなかったが、就労形態が不安定な派遣社員という立場を実感したとみられ、「いらなくなったら結局は(クビを)切るんだ」などと話していた。 http://www.iza.ne.jp/news/ newsarticle/event/153081/ 参考1: 派遣労働者が受け取る賃金は必ず正規以上と法定が、正規の半分以下 派遣のピンハネ率は10%未満と法定が、ピンハネ率は平均40%以上 2008年6月15日 日曜日 ◆欧米の常識 vs 日本の非常識 1)派遣労働者が受け取る賃金は必ず正規以上と法定 vs 正規の半分以下 2)派遣労働が2年超だと直接雇用義務 vs 期限撤廃して無期限派遣 3)派遣のピンハネ率は10%未満と法定 vs ピンハネ率は自由、平均40%以上 4)企業が支払う総額はガラス張り vs けっして派遣労働者に教えないブラックボックス 5)派遣労働者の巨大全国組合がある vs 何も無い 6)派遣労働は事業拡大時などにのみ使うと法定 vs 正社員をクビにしてどんどん派遣に置き換えてよい トヨタ工場は日本が1000円でアメリカが3250円。 ちなみにアメリカトヨタは3000円で黒人ライン工が働きたくないと ただこねて3250円になった。 黒人ライン工はまだ時給3500円を要求してるらしい。 ◆日本国政府は今こそ真摯に社会権規約を誠実に履行せよ! 負け犬のプライド http://blog.goo.ne.jp/ 2005tora/d/20080615 株式日記と経済展望 参考2: 1930年代の大不況の時代に、パウンドは、他の多くの文人同様、政治経済の領域に関心を示し、とりわけ社会信用論(Social Credit)という異端的な経済理論の研究にのめりこんだ。彼は貨幣発行の権限を国家が金融資本に委ねていることを諸悪の根源とみなし、その権限を国家が取り戻すことを提唱したが、その際の貨幣発行を裏づける国家の信用として、彼は、ダグラスの社会信用論に従って、過去の文化的遺産(発明、思想など)を念頭においていた。すなわち偉大な死者たちの贈物(贈与)を背景に通貨発行を増やし、緩やかなインフレによって大不況を克服しうると考えた。この考え方は、古今東西の作家たちへの言及・引喩に満ち、時間が空間に化したかの様相を見せる大作『キャントウズ』の詩作法と、まさしく相似形であった。 http://yushodo.co.jp/pinus /66/america/eda/index.html (6)市場経済とエズラ・パウンド :江田 孝臣氏(早稲田大学教授)「エズラ・パウンド事典」訳者 Net Pinus 66号 「アメリカ文学ライブラリー」リレーエッセイ 2006/12/27 参考3: 「地域通貨」の“始祖”ゲゼルの貨幣理論に対する“正統派経済学者”ケインズの頓珍漢な批判 http://www.asyura2.com/0403/bd35/msg/632.html 投稿者 あっしら 日時 2004 年 5 月 14 日 03:09:50:Mo7ApAlflbQ6s (回答先: 親ファシズム・反国際金融資本・反戦の詩人―「歴史の中のエズラ・パウンド」:野上秀雄氏 投稿者 小魚骨 日時 2004 年 5 月 13 日 19:10:09) 「歴史の中のエズラ・パウンド」第12章嵐の30年代のなかに、ゲゼルの貨幣論に対して、「ケインズは、このシステムを、「反マルクス主義的社会主義」であり、基本的には健全であるとしたが、貨幣に代わる宝石、貴金属などの貯蔵によって、こうしたシステムをくぐり抜けることは可能であり、根本的な問題は解決されないとしている」と批判したという内容がある。 ケインズの該当論説に直接あたったわけではないので、あくまでもここに書かれている内容に即してというお断りの上でケインズのおかしさを指摘したい。 http://www.asyura2.com/ 0403/bd35/msg/632.html 親ファシズム・反国際金融資本・反戦の詩人―「歴史の中のエズラ・パウンド」:野上秀雄氏 http://www.asyura2.com/ 0403/bd35/msg/623.html 投稿者 小魚骨 日時 2004 年 5 月 13 日 19:10:09:5fM4yUMte5cr2 第二次世界大戦中にファシズム政権のイタリアからラジオ放送を通じて米英国民に反戦を訴え、戦後米国政府に拘束され13年間も精神病院に収容された二十世紀を代表する詩人エズラ・パウンドに関する野上秀雄氏の論考です。 エズラ・パウンドは、中国思想や日本文化に強く惹かれており、日米開戦直前から「ジャパンタイムズ」にも数度寄稿しています。 「歴史の中のエズラ・パウンド」は長文なので全文はサイトでお読みいただくこととし、第二次世界大戦に対する見方の断片のみ引用させていただきます。 http://www.asyura2.com /0403/bd35/msg/623.html |
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