アンドラーシュ・シフのバッハの名演奏の超廉価版:ポスト・カラヤンとトランス・モダン音楽






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2009年01月25日(Sun)
アンドラーシュ・シフのバッハの名演奏の超廉価版:ポスト・カラヤンとトランス・モダン音楽
新宿のタワーレコードで、アンドラーシュ・シフの演奏でバッハの曲が12枚組で3590円(!)であった。なんと、CD一枚約300円である。
 演奏は見事であり(追記:これまで聴いたバッハ音楽のピアノ演奏の最高のものである。)、録音状態も申し分ない。これはいったいどういうことなのか。自然な演奏で、カリスマとなっているグレン・グールドよりはるかにいい演奏だと思う(追記:グレン・グールドの演奏は天才というよりは、鬼才的である。確かに音楽宇宙へと没入しているが、その透明な乾き切った音は、ジネンを失っていると思う。音の知に傾斜しているのである。音の叙情性が乏しいのである。言い換えると、曲という差異に対して、グールドは、差異共鳴する視点をとるのではなく、差異を自己の同一性の視点から加工して、人工美の世界に自己没入しているのである。だから、きわめて、鏡像的である。自己陶酔的なのである。確かに、近代知識人には、適合しよう。)。
 これはどういうことなのか。クラシック音楽も崩壊状態なのだろう。そう、カラヤン・バブルも崩壊したと言えよう。それで、いい演奏も巻き込まれているのだろう。気の毒であるが。
 最近、新書で、カラヤンがクラシック音楽を破壊したというようなタイトルのもの(追記:『カラヤンがクラシックを殺した』が正しい。)が出ているが、以前の私なら大賛成であった。
 しかし、カラヤンとは、いわば、形式主義の権化であり、その点で、構造主義的なのである。内容自体はひどいものであるが、クラシック音楽を形式に還元したというその行為は、切断として評価できるのである。
 だから、ポスト・カラヤンが必然なのである。

追記1:音楽評論家がこれまで実に無責任であったかは、この演奏を聴いてわかる(追記:クラシック音楽利権でインチキ評論をしてきたということだろう。)。これは珠玉のバッハ演奏である。それが、CD一枚、300円に満たないというのは、「狂気の沙汰」である。
 とまれ、今や、本物の時代が来たのである。このシフの演奏は長く聴けるものであると判断できる。

追記2:カラヤンの構造主義は、ベルリン・フィルのそれと関係しているだろう。両者で、クラシック音楽を切断したのである。ただただ、形式美を両者は目指したのであり、音楽の内容(差異、質)を破壊したのである。

カラヤンがクラシックを殺した 光文社新書
カラヤンがクラシックを殺した(光文社) 宮下 誠著
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アンドラーシュ・シフ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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アンドラーシュ・シフ(Andras Schiff, Schiff András, 1953年 12月21日 - )はハンガリー 出身のピアニスト 。磨かれたタッチと、知性的でありながら愉悦感あふれる表現で、バッハ 、モーツァルト 、シューベルト などドイツ のバロック音楽 及び古典派音楽 を中心とするレパートリーで傑出したピアニストの一人。優れた室内楽 奏者としても知られる。
略歴

* ブダペスト 生まれ。5歳からピアノを始め、フランツ・リスト音楽院 でパール・カドシャ、ジェルジ・クルターク 、フェレンツ・ラードシュらに学ぶ。さらに、ロンドン でジョージ・マルコムに師事。
* 1974年、第5回チャイコフスキー国際コンクール のピアノ部門で第4位入賞。
* 1975年、リーズ国際コンクール で第3位入賞。
* 1977年、初来日。
* 1988年、ザルツブルク音楽祭 でロベルト・シューマン を集中的に取り上げる。
* 1989年から1998年にわたって室内楽フェスティバル「ムジークターゲ・モントゼー」の芸術監督。
* 1991年、バルトーク賞受賞。
* 1996年、ハンガリー最高の栄誉であるコシュート(Kossuth)賞受賞。
* 1997年、コペンハーゲンでレオニー・ゾンニング音楽賞受賞。

[編集 ] 主な活動

1970年代に各コンクールでの活躍が始まると、ほぼ同年代のゾルターン・コチシュ 、デジュー・ラーンキ と並んでハンガリーの「若手三羽ガラス」として売り出された。当時の社会主義国家ハンガリーはコンクール出場を若手ピアニストに強制しており、「このコンクール歴は必ずしも自分の本意ではありません」と当時を回想している。

最年少のシフは、当初は3人のうちでも目立たない存在だったが、1980年代にイギリスのデッカ・レーベルと契約後、モーツァルトのピアノ・ソナタ全集の録音で俄に注目を集め、続いて一連のバッハ作品の録音によって、「グールド 以来のバッハ解釈者」との名声を得、確固たるものとした。その後、1990年前後にはシューベルトのピアノソナタの演奏・録音、バルトーク のピアノ協奏曲全曲、1999年から2005年にかけて、ザルツブルク・モーツァルテウム創立記念モーツァルト週間に、シフ自身が編成したオーケストラとモーツァルト のピアノ協奏曲を全曲演奏するなど、スタンダードナンバー演奏で高い評価を受けた。

近年はハインツ・ホリガー と共演でシャンドール・ヴェレシュ 作品を紹介したり、ミクローシュ・ペレーニ との共演など、祖国ハンガリーにちなむ活動も盛んである。

教育活動にも力を注ぎつつあり、現在はドイツのデトモルト 音楽大学教授、ミュンヘン音楽大学 の客員教授という要職ポストに就いている。 またザルツブルク ・モーツァルテウム 音大をはじめ、各地でマスタークラスを開き、好評を得ている。

[編集 ] 録音

* 器楽作品は、DECCA(LONDON)レーベルにバッハ、モーツァルト、シューベルトなどの一連の録音がある。
* 協奏曲では、Deccaレーベルに同郷のシャーンドル・ヴェーグ 指揮ザルツブルク・モーツァルテウム・カメラータ・アカデミカ と残したモーツァルトのピアノ協奏曲全集が代表的。Teldecレーベル移籍後は、バルトークのピアノ協奏曲(イヴァン・フィッシャー 指揮ブダペスト祝祭管弦楽団 )、ベートーヴェンのピアノ協奏曲録音(ベルナルト・ハイティンク 指揮シュターツカペレ・ドレスデン )がある。
* 室内楽では、塩川悠子 (シフ夫人)とのバルトークのヴァイオリン・ソナタ第1番、ヤナーチェク のヴァイオリン・ソナタ(DECCA)、また、チェロ のペレーニを加えた三重奏でシューベルトの2曲のピアノ三重奏曲(Teldec)、幻想曲 ハ長調(ECM)を録音している。
* 2008年にベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集を完成させ大きな反響を呼んだ。

[編集 ] 外部リンク

* 招聘会社によるプロフィール

カテゴリ : ハンガリーのクラシック音楽のピアニスト | イギリスのクラシック音楽のピアニスト | 1953年生

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