時代精神の変化?:モダニズム的形式主義の終焉とトランス・モダンの新しい歌






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2008年09月11日(Thu)
時代精神の変化?:モダニズム的形式主義の終焉とトランス・モダンの新しい歌
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http://ameblo.jp/renshi/entry-10137812486.html

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いったい何の風の吹き回しか、モーツァルトを、それも、ピアノ協奏曲を取り憑かれたように聴いている。
 私はつい最近までは、モーツァル音楽に何の感銘を受けない状態であったのであるが、この突然の「豹変」は何なのか。なにか、時代精神の変化があるのではないだろうか。もう少し言えば、宇宙精神の変化である。
 私は、これまで、内田光子の演奏をあまり評価してこなかったが、今は感銘を受ける。(とは言え、以下のラトル指揮ベルリン・フィルとの演奏は、問題があるが、それでも、聴ける演奏ではある。)
 思うに、モーツァルトの音楽に対する興味が失せていたのは、演奏の質に拠るのかもしれない。思うに、演奏の質の変化が、ここ数十年においてあったのではないだろうか。形式主義が終って、新しい歌が始まったのではないだろうか。私は、マルゲリッチやポリーニの演奏は形式主義で古いものだと思う。悪しきモダニズムだと思う。
 しかし、内田光子の演奏は、新しい歌がある。そう、形式ではなく、歌が復活したのである。しかし、それは、反動ではなく、モダニズム的形式を経由した後の、新しい歌である。つまり、トランス・モダン的歌ということになるだろう。
 とまれ、内田光子とベルリン・フィルはミスマッチである。危険である。アバドが、ベルリン・フィルの指揮者となり、アバドの指揮者生命がほとんど潰されてしまったのである。ベルリン・フィルは、クラシック界の伏魔殿である。それは、同一性主義的なものを強くもっているのである。
 ところで、思うに、私はまったくカラヤンの演奏は、晩年を除いて、化粧演奏なので、批判しているが、思うに、ベルリン・フィルのもつ形式主義性=モダニズムに影響されてしまった面もあるのではないだろうか。
 そう、カラヤンが悪いというより、ベルリン・フィルが元凶ではないだろうか。

p.s. 以下にあるレクイエムの演奏はすばらしい。カール・ベーム以来の優れた演奏ではないだろうか。魂の演奏である。すばらしい。感性と知性が調和した見事な演奏である。納得の出来る演奏に出会えたという思いである。

p.p.s. モダニズムは、二面性をもっている。形式主義性とトランス・モダン性である。前者が、今日まで、悪しき影響をもたらしてきたと思う。後者の側面を喪失してきたのである。


   




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カレンダ
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