マーヤーと夢:現実と夢:現実とは何か:夢象としての現実






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2008年09月06日(Sat)
マーヤーと夢:現実と夢:現実とは何か:夢象としての現実
マーヤーと夢:現実と夢:現実とは何か:夢象としての現実

この問題は、哲学の中心にあると言えよう。いったい現実とは何か。私はよく夢を見るので、夢の世界で、いわば、生きているのであり、その時は、夢が現実である。夢から覚めると、現実に戻ることになる。
 ヒンドゥー神話・哲学では、ヴィシュヌの夢が、この世である。マーヤー(仮現)である。この齟齬をどう考えたらいいだろうか。この問題は、物質とは何かということと関係する。
 わかりやすい例を出せば、現実とされる色彩であるが、それは、現実ではなく、主観的構造によって、形成されるものである。そう、カント哲学から言えば、超越論的形式が、現象形式を構成しているのである。これは、ほとんど構造主義的発想である。
 ゲーテの色彩論は、補色関係を明らかに、いわば、色彩相対性理論を作ったと言えよう。これは、PS理論では、(+i)*(-i)⇒光と言えるのではないだろうか。例えば、+iが赤色であり、-iが緑色である。赤色と緑色が共振して、太陽光となっているのである。
 つまり、赤色は緑色と対になっているということである。だから、色彩は現実ではないのである。
 では、現実とは何か、となる。現実とは、本来、極性的同一性であるが、それを同一性主義として捉えたものであろう。つまり、仮象である現象を固定化したものが現実であろう。だからこそ、マーヤー(仮現)と言えるのだろう。
 だから、その意味では、現実とは共同幻想である。確かに、バナナはバナナであるが、それは、バナナではないものと一体である。非バナナである。バナナ*非バナナ⇒バナナ仮象である。
 あえて言えば、仮象=現象は、造語して、夢象(むしょう)である。だから、同一性主義的金融資本主義は、この夢象を現実として考えている、いわば、虚構的経済と言えよう。
 差異価値、差異共鳴価値こそ、源泉であるのに、結果の夢象を現実と考えているのである。錯誤である。共同幻想資本主義である。

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現象を哲学する:夢と現象:夢としての現象


現象とはまことに不思議である。テレビを見れば、画像があり、それに見入る。そこには、アナウンサーがニュースを伝えている。
 これは現象であり、現実である。確固としたものとして、それを捉えている。虚像ではなく、実像として見ている。
 それは確かに同一性像ではあるが、それを確固としたものと見ると、それは、もうマーヤーである。そこにあると捉えているのは、「わたし」の主観的構造である。これは、カントの功績である。
 私は何が言いたいのかと言うと、眼前のリアルな、現実の映像のことである。
 先に述べたことと共通するが、夢の映像とどう違うのか。確かに、現実の映像は物質があり、夢の映像には、物質がない。しかし、物質とは何か、である。
 この問題は、他者問題である。思うに、主観的他者と客観的他者があるだろう。主観的他者の場合、それは、イデアである。それに対して、客観的他者とは、イデアではなく、同一性となった他者である。おそらく、このイデアと同一性との違いではないだろうか。
 言い換えると、夢の映像とはイデア的であり、現実の映像は同一性(物質)的であるということではないだろうか。
 考察を展開させると、この同一性の他者の認知であるが、そのままでは、同一性の他者であり、差異はない。しかし、他者は本来、差異である。この点をどうみるのか。
 差異としての他者とは、結局、イデアとしての他者である。ここにおいて、現実の映像は、仮象となるのではないだろうか。私は眼前の対象、たとえば、子どもを見る。しかし、それは、同一性としては、単に子どもに過ぎない。しかし、差異=イデアとして見るならば、眼前の子どもは、仮象的になると言えよう。言い換えると、子どもという対象は、イデアのシンボル(象徴)となるのである。
 もっとも、この点は、PS理論から、即非性として、既に理論化されている。
 とまれ、そうすると、現象も、夢と同質のものになるということである。ヒンドゥー神話のヴィシュヌの夢は、真実なのである。

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