視覚像について:内的光と外的光の結像?:試論






2007年12月09日(Sun)
視覚像について:内的光と外的光の結像?:試論
内の光と外の光とが結像して、視覚像が生まれるのではと思いついたので、少し考えたい。
 内的光とは、たとえば、夢の光である。その時は、外光がないのにかかわらず、映像を見ているのである。その光はどこから来ているのか。いわば、闇の光である。
 ここで作業仮説して、+iの光と-iの光を考える。簡略化して、陽と陰とする。陽と陰が共振して、超越光となる。そして、これが、同一性化して、現象光となると考えられる。即ち、(+i)*(-i)⇒+1が、陽*陰⇒光となる。しかしながら、左辺は、超越光と見るべきであろう。即ち、超越光⇒光である。
 これは、一種、自然のマジックである。とまれ、ここで視覚像を考えると、それは、確かに、光の像であるが、実際は超越光の像があるはずであるが、それは潜在しているのではないだろうか。そして、夢の映像が、超越光の映像のなんらかの反映ではないだろうか。夢においては、三次元空間には従わないのである。
 私が先に共振光と言ったのは、超越光と現象光との共振を意味しているだろう。言い換えると、超越光と現象光との境界を指すと言えよう。それは、端的に、 Media Pointの光である。Media Point LightないしはMedia Point Twilightと呼べよう。夢の光とは、正確には、これであろう。
 さて、視覚像であるが、問題は、同一性視覚は、単に現象光を知覚するだけであり、超越光やMedia Point Light(略して、MP-Light)を知覚できないのである。そして、これが、近代的自我の視覚、唯物論的視覚である。そして、本来、美術とは、超越光やMP-Lightを表現するものであるが、同一性視覚のために、美術本来の表現が喪失していると考えられるのである。そして、これが、断絃の時ならず、喪光の時である。死んだ光になっているのである。
 これは、=+1の光である。水平の光のみであり、垂直的共振性が喪失されているのである。
 では、どうして、垂直的共振性が喪失されるのか。左辺が喪失されるのか。それは、当然、同一性によって、差異を否定しているからである。つまり、⇒+1 ではなくて、=+1になっているのである。これは、また、+i→-i=-1の事態でもある。差異の否定は等号化であり、正に同一性化である。
 しかしながら、先に述べたように、Media Pointは三相共振様態である。同一性による差異否定があっても、原点においては、差異共振性が賦活されていると考えられる。思うに、同一性の光(現象光)に対して、超越光は「闇」として、想定されるのではないだろうか。ロレンスのdark sunである。あるいは、玄牝である。あるいは、イシスである。そう、黒い聖母である。この「闇」とは、現象光に閉ざされているということから、「闇」ということであり、本来は超越光なのである。
 近代主義の同一性中心主義が、現象光のみを知覚して、超越光を排除したということになる。そして、モダン・アートは、本来、超越光を復活させようとしたと考えられるのである。しかしながら、反動化して、-i中心化となってしまったと思われる。
 私が先に、美術に大きな問題があると言ったが、それは、以上の問題と一如であると考えられる。反美術になっているのである。(もっとも、美術に限定されないが。)同一性=現象光の壁を突破しないといけないのである。単なるデフォルメ、抽象画は、反動に過ぎない。
 内的光、超越光を取り戻すことが必要である。では、どうやって。それには東洋身体思想が役に立つだろう。たとえば、道教の丹田の考え方であるが、上丹田が+iであり、下丹田が-iであり、そして、中丹田が⇒+1ではないだろうか。つまり、上丹田と下丹田のバランスとしての中丹田の形成によって、⇒+1が生成しうるのではないだろうか。真正な心の形成である。言うならば、正心ないしは真正心の形成である。これによって、超越光が復活するのではないだろうか。そして、美術も新生するのである。当然、ヨガや禅も同質であると考えられる。今はここで留める。


   




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カレンダ
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