民族衝突と同一性主義:同一性主義とは喧嘩屋である:精神的教養が差異共振知性を形成する






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2009年07月11日(Sat)
民族衝突と同一性主義:同一性主義とは喧嘩屋である:精神的教養が差異共振知性を形成する
近代における民族衝突・民族闘争とは、基本的には、同一性主義狂気に拠るのではないか。宗教によるというよりは、同一性主義である。とりわけ、近代的同一性主義である。内的他者を暴力的に排除するために、当然、外的他者も暴力的に排除するのである。ナチズムはその典型である。
 結局、ゾロアスター教的状況が生まれる。内的他者の肯定する側(善神)と内的他者を否定する側(悪神)が分離するのである。
 では、内的他者を否定する側の原動力は何か。それは、同一性志向性の傾斜である。愚樵氏の理論用語から言うと、二次意志である。動的概念(差異共振)を抑圧する精神機構なのである。
 どうも、教育・教養の欠落が根因としてあるのではないだろうか。精神的教養が欠落すると、精神は同一性主義に硬化するのではないだろうか。
 即ち、近代合理主義は同一性知性=唯物論的知性を形成し、精神的教養を否定するのである。
 だから、近代化において、精神は同一性主義に硬化すると言えよう。これが、悪神化である。⇒+1から+1への転化である。
 しかし、精神は本来、Media Pointのエネルギーをもっているのであり、それは、日々、生成消滅するものであり、源泉としての差異共振性は存しているのである。
 しかし、精神的教養によって、その根源的差異共振性が知性化されていないと、意識的な創造力にはならないのではないか。
 換言すると、精神的教養は、根源的差異共振エネルギーを知性的に陶冶するのではないか。「理性」化と言ってもいいだろう。
 この陶冶・涵養がないと、根源的差異共振エネルギーは粗野なまま、つまり、同一性志向性のままになり、暴力的であるということではないだろうか。
 思うに、精神的教養とは、一種の切断である。根源的な差異共振エネルギーの同一性への連続化を切断するものではないのか。抑制・制御・コントロールと言ってもいいだろう。
 しかるに、近代化において、この精神的教養が否定されるために、精神エネルギーは連続的同一性化して、暴力化するのであり、このために、民族同一性主義(自民族中心主義)となり、民族と民族との間にジェノサイド・ホロコーストが発生するのではないのか。
 結局、平和の世界を創造する根源には、精神的教養教育が必要であるということになる。勿論、それだけでは不十分であるが、それが、根本である。
 結局、近代主義の超克、ここに世界平和の「胆」があると言えよう。今はここで留める。

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