欲望とは何か:同一性自己欲望と差異共振「力」






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2009年03月07日(Sat)
欲望とは何か:同一性自己欲望と差異共振「力」
問題は、身体と精神の問題である。心身問題に入ると言えよう。
 身体は精神身体があり、それから派生するように物質身体がある。西洋医学の身体は後者である。
 欲望の問題は、限局すれば、物質身体の維持・保持に関すると言えよう。自己認識方程式の発想から言うと、精神身体⇒物質身体と言えるのではないだろうか。⇒物質身体は、⇒+1と表記できる。また、物質身体はエネルギーと言っていいだろう。
 そして、このエネルギーは生成消滅するものであり、ゼロになると考えられる。だから、生きるためには、常にエネルギーを更新して補充しなければならないのである。
 このエネルギーへの欲求が欲望である。つまり、物質身体のためのエネルギーへの欲求が欲望であると考えられる。
 思うに、精神身体を原点にしているのは、深いと言えよう。欲望とは単に物質身体の欲求だけでなく、精神性に関係しているからである。とまれ、ここでわかりやすくするために、食欲を考えよう。
 物質身体のエネルギーが枯渇して、それを補充する欲求である食欲が発生して、食物を摂取するのである。たとえば、ご飯を食べるとしよう。ご飯は、物質であるが、この物質を補給して、物質身体のエネルギーを補充するのである。つまり、⇒+1を反復するのである。
 しかしながら、欲望とは言え、精神身体を原点とした物質身体の欲求であると見るべきである。だからこそ、ストレスによって、食欲の異常が発生しうるのである。
 では、消化器官とは何だろうか。食物を物質身体に吸収されやすくするための身体器官(精神・物質身体器官)であるが、思うに、吸収された養分を精神身体 ⇒物質身体の図式に即して、物質身体エネルギーの補充へと移動させると考えられる。つまり、中枢は精神身体(Media Point)であり、それが「司令塔」となり、物質身体エネルギーを取り入れていると考えられる。
 以上の試論によって、欲望とは、単に物質身体の欲求ではないことがわかった。それは、根源的には、精神身体に基づくと考えられるのである。もっとも、実質的なウェイトは、物質身体の維持にあるが。
 
 では、差異共振力とは何だろうか。それは、基本的には、精神エネルギーである。それと欲望はどう関係するのだろうか。欲望は基本的には、自己保存欲(コナトゥス)である。それに対して、差異共振力とは、他者との共鳴志向性である。
 前者が同一性自己に傾斜すると「利己主義」・利我主義となり、後者と衝突する。父権主義とは、「利己主義」・利我主義であり、根源的母権主義とは衝突するのである。母権主義を考えると、それは、欲望と差異共振力とが均衡を保つ思想と考えられる。
 今日の父権文明は、母権主義を侵食して、「利己主義」・利我主義に傾斜した文明であり、自己中心主義であり、他者破壊的(他者には当然、自然も入る)と言えよう。
 今日、同一性主義(同一性主義金融資本主義)が崩壊したので、脱「利己主義」・利我主義へと志向すると考えられる。欲望は、差異共振力と再び、均衡を形成する方向になると考えられるのである。
 そのためには、差異共振経済が必要になるのである。

追記:上記のエネルギーとは精神エネルギーか、物質エネルギーか。物質身体のエネルギーという点では、物質エネルギーであるが、源泉は精神エネルギーである。ここは上述したように、微妙である。
 しかしながら、やはり、精神エネルギーに根源をもつ物質エネルギーないしは、精神身体エネルギーに根源をもつ物質身体エネルギーと言えよう。
 ただ、量的には、物質エネルギー、物質身体エネルギーに傾斜しているのである。そう、相対的に、物質身体とは、精神身体から独立しているとは言えよう。

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