+iの意識と-iの「無」意識:差異・他者への不安苦に発する、同一性自己意識の優越感の発生






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2009年02月24日(Tue)
+iの意識と-iの「無」意識:差異・他者への不安苦に発する、同一性自己意識の優越感の発生
先に同一性自己(自我)が他者に対してもつ優越意識について検討したが、さらに考究したい。
 +iの同一性自己意識が、-iの差異他者を認識できるだろうか。というか、-i自体の存在を認識できるだろうか。
 根本的に考えたい。Media Point から+iの同一性認識が発生するが、それは、-iの存在を認識できるだろうか。端的に言えば、+iは意識であり、-iは無意識であり、原理的には、前者は後者を認識できない。後者は他者であり、一種の物自体である。
 私は何を言いたいのかと言うと、Media Point の原基性である。それは、精神身体=心身一如なのである。つまり、+iの同一性、-iの差異は、精神身体=心身一如のMedia Point から起動するということである。
 【精神身体とは、言い換えれば、「魂」(「アニマ」)と言えよう。「霊魂」でもいいだろう。そう、魂魄(こんぱく)でもいいだろう。これは、また、陰陽的心身である。簡略的に、陰陽魂ないしは陰陽体と呼ぼう。】
 そう、+iは-iを認識できないのは元より、Media Point =陰陽魂も認識できないだろう。何故なら、+iの同一性意識にとっては、源泉は隠蔽されていると考えられるからである。同一性志向性は源泉のMedia Point =陰陽魂を隠すからである。そして、形成された同一性自己意識は、心となり、物質的身体や物質的外界と分離されるのである(心身二元論)。
 深層心理学的に言うと、無意識はMedia Point であり、又、-iである。(もっとも、ここでは、構造の無意識性は含めない。それは、超越論的形式や精神分析の無意識であるが、延長すれば、ラカンの現実界やハイデガー/デリダの存在/差延も含められよう。)
 -iはおいておくが、Media Point が無意識であるという点が決定的である。つまり、意識の原基・源泉である精神身体のMedia Point が認識されないことは最高度に重大なことであるからである。即ち、精神身体性=心身一如性の無意識であることの重大さである。だから、同一性自己意識は、同一性知性に留まり、特異性(Media Point =精神身体)の知性、理性知性をもちえないのである。
 ここで、本題の同一性自己の優越感について考察しよう。端的に、いったい何に対して優越感をおぼえるのか。それは、他者に対してであろう。つまり、同一性自己はなんらか他者に対抗意識をもっているのである。そう、無意識領域において、他者への引け目を感じているのではないだろうか。他者とは差異である。そう。同一性+iにとって、差異・他者-iは認識できない不安による苦をもたらすものである。この、いわば、不安苦に対して、同一性は同一性自己意識を形成することで、差異・他者に対して、優越感をおぼえるということではないか。
 ということは、+iは無意識領域では、漠然と差異・他者-iを感じ、不安苦をおぼえるのであり、それを否定するように同一性自己意識を形成して、優越感をもつようになるということではないのか。
 先の優越感の説明は、同一性志向性が(超越的同一性の)鏡像へと投影する際に、差異共振性を否定することから優越感を生まれるというものであった。しかし、上述では、(内的、ないしは外的な)差異・他者への不安苦に対する否定から優越感が発生するというものである。
 先の説明は、いわば、構造的であり、内的葛藤がないものである。後の説明は、原理に内的葛藤を見ているのであり、「人格」的である。そう、個的である。同一性+i(正確に言えば、原同一性+iである)は差異-i(Media Point を含めていい)を認識できないために、不安苦を感じるのであり、それを解消するために、差異-iを否定して、差異に対して優越性を感じるのである。言い換えると、差異に対する勝ち誇った、おごりの感情を感じるのである。後でもう少し整理したい。

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