同一性と差異の関係:同一性と差異の二項対立と差異共振性:不連続的差異共振論としてのPS理論






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2008年01月19日(Sat)
同一性と差異の関係:同一性と差異の二項対立と差異共振性:不連続的差異共振論としてのPS理論
同一性がどうして差異を否定するのかについて再考したい。
 端的に言えば、同一性は差異を必然的に否定するのである。
(+i)・-(-i)⇒-1である。-(-i)の最初の-が否定である。差異-iの否定である。-1は同一性主義であろう。
 しかるに、否定された差異-iは「実存」しているが、同一性+iは、それを認識できない。そして、-iのエネルギーが+iへと作用する。すると、それは、(-i)・-(+i)⇒-1となる。この-1は何であろうか。差異から同一性へと作用した結果の-1とは何か。それは、非合理主義ではないのか。つまり、狂気ではないのか。あるいは、非合理的衝動である。そう、だから、同一性主義とは、非合理的衝動を喚起するということではないのか。言い換えると、近代合理主義は、非合理主義を伴うということでいいのではないのか。私がこれまで、さんざん、近代合理主義/近代的自我は狂気であると言ったのは、差異からの同一性への作用によると見ていいのではないのか。即ち、近代合理主義=非合理主義(狂気)である。(どうも、ヤハウェがこの原型ではないのか。後で検討したい。また、サブプライムローンも、このタイプだと思うのである。一般に投機はそうなるだろう。)
 問題は、差異共振性である。それは、同一性と差異との間に潜在しているのである。教養とは本来、この差異共振性を意識化するものではなかったか。同一性と差異との間に、差異共振性=心魂が作用する。しかるに、同一性と差異との意識二元論の間にあるので、差異共振性=心魂はそれに結びつけられるのである。言い換えると、ポスト・モダン様態になるのである。即ち、二元論的枠組みに差異共振性=心魂が囚われるのである。
 しかしながら、差異共振性=心魂は、本来、不連続なのである。それを不連続的差異論が明らかにしたのである。(不連続的差異論は、正しくは、不連続的差異共振論ということだろう。それは、プラトニック・シナジー理論である。不連続的差異共振論としてのプラトニック・シナジー理論である。)
 ここで神秘主義を考えると、それは、先に霊的身体論ということを言ったが、それは、同一性主義への反動としての差異共振主義のことではないだろうか。つまり、非合理主義(感情・情動)と結びついた差異共振主義のように思える。ロマン主義はそのような側面があるだろう。
 近代合理主義(近代科学)とロマン主義との二項対立とは、実は、正しくないのである。近代合理主義と非合理主義と差異共振主義との三元論が本来生じているのであり、神秘とは、差異共振性から発していると見ないといけないのである。
 さて、問題は、近代合理主義と差異共振性との関係である。差異共振性とは、平たく言えば、共感性である。そして、近代合理主義は、共感性を排除すると考えられるが、ここが核心的問題点である。
 整理すると、同一性は差異を否定する。このとき、同時に、差異共振性も否定しているのである。つまり、同一性主義にとって、差異や差異共振性は否定の対象なのである。しかし、同一性主義は、無意識の差異の作用から非合理主義(情動・狂気)を伴っているのである。思うに、このとき、同一性中心主義(パラノイア、モノマニア)とでもいうものが形成されるのであり、差異共振性が徹底的に排除されるのである。
 そして、排除された差異共振性は、実は、真のエネルギーの根源・源泉なのであり、その排除は、意識主体のエネルギーを枯渇させるといえよう。これが、たとえば、うつ病ではないだろうか。また、当然、統合失調症ともなろう。
 わかりやすく言えば、同一性/差異と差異共振性とが分裂しているのである。前者が中心化されて近代的自我の狂気となるのである。そして、差異共振性のエネルギーが塞止められているのである。これは、同一性中心主義と差異共振主義との分裂である。
 後で、同一性、差異、差異共振性との関連を明快にしたい。

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