検討問題:+iと-iの関係様相:父権的連続的同一性主義と母権的差異共振主義






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2009年07月11日(Sat)
検討問題:+iと-iの関係様相:父権的連続的同一性主義と母権的差異共振主義
今は余裕がないので、随想に留める。
 以前、男性は+iの傾斜があるといい、女性は、バランスがとれていると言った。しかしながら、女性は、-iの傾斜があるのではと言いたい誘惑がある。
 問題は、男性の場合、同一性化が女性よりも強いということである。だから、同一性傾斜があるということである。
 そして、女性の場合、差異共振性が保持されると思われるのである。もっとも、これは、理念的に言っているのである。
 言い換えると、男性の場合、差異共振エネルギーが連続的同一性化され、女性の場合は、それが、切断される契機をもっているということになる。つまり、女性の場合は、不連続・非連続になる傾向があるということである。
 これはどういうことなのか。女性の叡知(「ソフィア」)というものが、先天的にあるということなのか。力学的に考えよう。⇒+1の⇒を保持させる叡知があるということになろう。あるいは、Media Pointの叡知である。通俗的に言えば、バランスの叡知である。
 先に提起したことを作業仮説とすれば、+i/-i⇒-1の叡知があるということなのか。この⇒-1が連続的同一性化を否定するとは言えよう。とまれ、反・非連続的同一性化の叡知が女性には本来あるということになる。
 今は、作業仮説的に、⇒-1の反・非連続的同一性志向、即ち、不連続的志向性があるとしよう。
 ここで文化史・文明史的に見ると、母権文化から父権文化の転換において、前者の反・非連続的同一性志向性が否定されて、後者の連続的同一性志向性が肯定されたということになる。
 しかし、問題は、この転換を、物質性から精神性への転換と見るのが一般的なことである。女性は物質的で、男性が精神的であるという視点である。
 しかしながら、上記の視点では逆である。女性は精神的であり、男性こそ、物質的である。
 この混乱は、現象と物質を同一視する西洋文化の二元論性に由来すると考えられる(参考:フッサールの現象学)。先に述べたが、イデア⇒現象⇒同一性=物質であり、同一性=物質は抽象的仮象である。 
 とまれ、本視点から言うと、母権文化とは、イデア⇒現象的であるということであり、父権文化は形而上性(超越的同一性?=構造性)⇒同一性=物質的であるということである。
 この転換の意義はこれまで繰り返し述べたように、物質科学・技術の形成である。父権文化社会に転換しなければ、近代科学・技術はなく、未だに、井戸から水を汲み、川で洗濯をし、竈で食事を作っていた等をしていたと考えられる。それは、積極的な意味があったのである。
 しかし、それは、唯物論や狂気・暴力の不都合をもたらしたのである。
 今やトランス・モダンの時代である。これは、母権文化社会への螺旋的回帰と考えられる。父権文化社会の成果を批判的に包摂した超越的差異共振の文化社会の構築を意味するのである。
 今はここで留める。

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