検討問題:自己認識方程式のiと-iの意味について






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2006年11月22日(Wed)
検討問題:自己認識方程式のiと-iの意味について
私は、作業仮説ないし思考実験的に、明日野氏の自己認識方程式を一般事象に転用させて使用していることを、お断りして、検討を続けたい。
 明日野氏は、+1が光の方向、−1が闇の方向、そして、iが天の方向、-iを地の方向と提起されている。+1と−1は、いわば、現象空間の実数空間の事象であり、水平方向であり、光と闇の方向というのはわかりやすい。
 問題は、iと-iの空間的意味である。ここでも、直観から考察していきたい。 (i)*(-i)は、直観的に言えば、コスモスである。コスモスは、いわば、不可視的原宇宙であり、地霊的であり、心霊的であり、精神的であり、心身的であり、気的である。いわば、精神的運動性をもつのである。あるいは、精神的力動・エネルゲイアをもつのである。これは、心眼で見えるのである。たとえば、遠くの山の頂を見るとき、心象として、心的力動的に、上昇したり、下降したりしているのである。これは、コスモスの動きと言っていいだろう。
 また、遠くの山並を見つめていると、私が山と一如になったり、あるいは、通常のように分離したりするのである。つまり、私と山が即非関係にあるのである。これらが、 (i)*(-i)の事象であろう。平明に言えば、私は山であり、且つ、山ではないということである。あるいは、山頂は、上昇したり、また、下降しているのである。
 そう、ここで、整理しておくと、+1や−1の実数は、現象空間の事象である。同一性、個体・個物である。しかるに、 (i)*(-i)は、内在超越空間・虚空間・虚次元の事象である。だから、私と山との即非事象は、内在超越空間の事象であり、私=i、山=-i となるだろう。私の感じでは、私と山とが一如になるというのは、私の-iを介してである。つまり、私の内在的な-iを介して、私と山が共振しているのである。そう、私の-iとは、身体の方向であり、下方であると言えよう。だから、明日野氏の説くように、-iを地の方向、大地の方向とするのは、適切であると考えられるだろう。そう、私の身体の-iを介して、私は、コスモスと一如なのである。D. H. ロレンスのコスモスとは、まさに、身体精神的コスモスであり、身体の-iを介していると言えるだろう。ということで、明日野氏の立論が納得できたのである。
 ところで、近代的自我ないし近代合理主義であるが、以上の考えからすれば、-iを否定・排除・隠蔽して、 (i)*(i)の関係になっていると言えるだろう。思うに、 (i)*(i)⇒−1の−1が反差異・連続的同一性であり、物質であろう。カントの時空間形式である。超越論的形式とは、 (i)*(i)のことではないだろうか。それを、近代唯物科学は、無視して、−1という数量形式を物質単位としているように考えられよう。フッサールの生活世界とは、+1の世界である。差異的同一性の世界である。そして、差異共振シナジー的現象空間である。これは、芸術空間でもあろう。
 先にも触れたが、近代とは、+1と−1の二元的に分裂した時代であり、とりわけ、−1が、唯物科学・技術・資本として肥大化したと言えるのである。デカルト哲学は、明らかに、二元的であった。今日、スープラ・モダンsupramodernの時代においては、−1を否定して、+1の世界を形成する必要があるのである。差異共振シナジーの世界を形成する必要があるのである。結局、これは、自己他者である自己身体ないし自己身体精神の発見によるのではないだろうか。仏教的に言えば、瞑想・座禅の必要である。しかし、理論的には、「イデア」を認識することである。現象空間を内在超越(超越論)化した、「イデア」空間・虚空間を認めることである。もっとも「イデア」空間とは、メディア空間のことである。
 ついでに言うと、アメリカの哲学者パースの説く連続性とは、差異共振シナジーに近いのではないかと予感されるのである。

連続性の哲学 (文庫)
C.S. パース (著), 伊藤 邦武 (翻訳)
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4003368819/sr=11-1/qid=1164109230
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 さて、後の大きな問題は、イデア界とメディア界との関係である。

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