個について:その2;直感(直観)的知性と言語的知性






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2010年09月02日(Thu)
個について:その2;直感(直観)的知性と言語的知性
個について:その2;直感(直観)的知性と言語的知性

先に、凸iは同一性であり、凹iこそが絶対性ではないのかと指摘したが、それは、極論であり、ここで修正したい。
 結局、知性、本当の知性とは凸iに存するのであり、それは、凹iと極性を為していて、双極的知性というべきである。それに対して、凸i=+1の自我的同一性の「知性」とは言語的知性であり、真理ではないと考えられる。それは、いわば、道具的知性、つまり、技術的知性に過ぎない。(ハイデガーの現存在の知性はこれに過ぎない。つまり、近代的合理性である。)
 つまり、本来の知性凸iは、凸i=+1の言語的知性を道具・手段して、思考するのであり、後者は「従者」に過ぎないのである。しかし、近代合理主義はそれを「主人」にするという倒錯を犯したのである。
 結局、凸iはロゴスであるように示唆したがそれは誤りであるので、ここで訂正したい。ロゴスは凸i=+1に存するのである。真の知性は凸iにあり、それは、凹iと「交流」(intercommunication)して、「如来」、「般若」となるのである。
 この問題について、これまで、かなり疑問を感じていたが、真知性を凸iとし、道具的知性を凸i=+1とすることで、明快になったと思われる。言うならば、近代合理主義は似非知性である。

検討問題:「個」とは何か
鳩山前首相や菅首相他を見ていると、ころころ変わる。これは、個がなく、状況の力学に押し流されているからだと考えられる。
 いったい、個とはPS理論からどう説明されるか、というよりは、再確認になるだろう。
自己体は凸iであり、他者凹iと対になって、いわば、対極、両極、双極的自己を本源的に形成していると考えられる。個というとき、それは単に自己体凸iを指すのではなく、凸i*凹iの双極的「自己」を指すと考えられる。
 思うに、近代的自我は凸iを抑圧しているが、逆にそれに、ある意味で支配されているだろう。つまり、凹iを感知していないために、その力動に支配されると考えられる。つまり、個を自己双極体(凸i*凹i)とすると、近代的自我(近代合理主義)は、凹iを抑圧して、凸iを中心化しているので、自己双極体の力学の凹iの反動力によって無意識に支配されることになるのである。だから、権力のある他者凹iに対して、近代的自我は無意識のうちに動かされて、自我意識をもつのである。自我意識とは、凸i=+1という錯誤的意識である。
 この点の力学について正確に洞察する必要がある。
 つまり、近代的自我(近代的合理主義)の場合、凸i=+1(同一性=物質)という錯誤様態にある。即ち、本来、精神的なもの(差異)が、物質的なもの(同一性)と一致しているという誤謬様態にあるのである。当然、凹iは抑圧されて、無意識である。そこで強大な権力に対して、近代的自我は、保身となり、それを不合理に受容するのである。それは、無意識的に行われる過程と言えよう。いくら、自我意識が理想・理念をもっていても、近代的自我は同一性=物質主義なので、強大な権力には卑屈に服従するのである。それは、同一性=物質的権力力学と言っていいだろう。
 だから、もし、近代的自我ではなく、自己双極体を意識、認識していれば、自己は絶対的差異である、強大な権力に屈しないと考えられる。つまり、自己双極体意識とは個的意識、個的自己意識であると考えられる。なぜなら、凸iよりも、凹iの方が絶対的であるからだと思う。それは、全体的、普遍的とも言えよう。それに対して、凸iはロゴス(言語)的であり、もろいのである。途中。


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