父権的自我の力学について:父権は母権に包摂される:二つの陰陽:虚軸の陰陽と実軸の陰陽






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2010年03月12日(Fri)
父権的自我の力学について:父権は母権に包摂される:二つの陰陽:虚軸の陰陽と実軸の陰陽
これまで、ほぼ、父権的意識とは+iに傾斜したものと考えてきたが、そうすると、整合性が見いだせないのである。
 そこで、父権的意識とは、⇒+1に傾斜したものと考えられないかと考えたのである。
 つまり、Media Pointにおいて、積への傾斜が強いのではないかということである。だから、端的に、同一性傾斜である。あるいは、連続的同一性傾斜である。
 それに対して、母権的意識とは、-1を保持していると思われるのである。これは、実に自然的調和を意味する。
 +1に対して、-1が生じるのは、調和原理から見て正当である。それは、積に対して、商であろう。積が合一原理とすれば、商は共立原理ではないだろうか。
 そうすると、父権的意識とは母権的意識の部分、半面に過ぎないということになる。つまり、前者は後者に包摂されるということである。母⇒父である。これは、イシス⇒オシリス、あるいは、アマテラス⇒日御子(ひのみこ:cf. 卑弥呼⇒日巫女)と変換できる。
 しかるに、父権的神話(宗教)とは、左辺を右辺が否定しているのである。つまり、一種の倒錯がそこにはあるのである。自然から見ると、父権的神話は奇形の一種である。本来、あり得ないことが起きたのである。
 それが意味するのは、物質が精神を否定しているということである。つまり、唯物論の発生なのである。
 ゾロアスター教から見ると、アンラ・マンユ(悪神、悪霊、悪魔)の発生を意味するのである。
 奇形とは言ったが、以前考察したように、陰陽論で説明ができるだろう。即ち、『易』が説くように、陰陽は常に揺れ動いているのである。流動的に振動しているのである。そして、陽に傾斜するときがあるのである。太・陽(空の太陽ではない)である。そして、それが、父権的意識であると考えられるのである。(そして、陽、極まれば、陰に転ず、である。)
 つまり、父権的意識は奇形ではなく、陰陽論で説明できる自然力学に拠るものと考えられる。
 そして、母権的意識とは、端的に、陰陽的意識ということになるだろう。完全に父権的意識とは母権的意識に内包・包摂されるのである。
 しかしながら、父権的同一性意識が、西洋文明において、固着してしまったとは言えよう。それは、既述したように、ヤハウェという唯一神・超越神信仰に拠ると考えられる。(一神教でも、イスラーム教は、これまで述べたように、ヤハウェ信仰とは異なるのである。イスラーム教の唯一神とは、Media Pointと考えられるからである。)
 今や、この父権的同一性意識の断末魔の黙示録的時代である。
 以上で、父権的意識の力学は説明ができたが、そうすると、当然、+1だけではなく、-1の世界も考慮する必要が出てくるのである。これは、社会的には、共同体ないしは社会有機体を意味しよう。(しかしながら、-1に傾斜したのが、社会主義だと思う。)
 ここで本件の問題を整理する意味でも、新たに用語を与えたい。即ち、

+i=虚陽(原陽)
-i=虚陰(原陰)
+1=陽(実陽)
-1=陰(実陰)

である。
 『易』の太極とは、虚陽と虚陰の双極性を意味することになる。思うに、理気論が不明瞭になったのは、虚界と実界を絶対的に区別しなかった、即ち、混同したことに拠るだろう。
 つまり、そこには、「気」の問題があるのである。私は、今や、「気」は実軸に関係すると思っている。物質が+1であるから、「気」は-1である。
 しかるに、「理」とは虚軸ないしはMedia Pointを意味すると考えられる。思うに、Media Pointと考えた方が的確であろう。つまり、Media Pointの「理」から物質の+1と「気」の-1が発生するということになる。
 以上で本件は解明されたことになる。


   




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カレンダ
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