共産主義者と信者の共通性:Media Pointを同一性フレームで枠付ける






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2009年07月16日(Thu)
共産主義者と信者の共通性:Media Pointを同一性フレームで枠付ける
以下、Kaisetsu氏が愚樵氏の論考を背景を辿って解明しているが、私が直感したのは、「共産主義者」と「信者(カルトの信者という方が的確である)」とは共通の精神的枠組み(フレーム)をもっているということである。
 少し考察しよう。愚樵氏の警句「共産主義者とは、イデオロギーを最下部の構造とする者だ」は、思うに、「Media Pointという基底(最下部の構造)に同一性を形成する者だ」と言い換えられるのではないだろうか。
 本来、基底のMedia Pointは、即非様態・差異共振性をもつが、それが、同一性フレーム(因みに、愚樵氏は、知的フレームという用語を独創していた)で枠付けられた事態がそこで意味されていることではないだろうか。
 この同一性フレームがイデオロギーと言えよう。近代人は、ほとんどが、同一性フレームをもっているが、それと共産主義者・信者のそれとの違いは何であろうか。
 それは、Media Pointの様態に違いだと思う。即ち、近代人は、同一性フレーム(超越論的同一性・構造的同一性)をもつものの、一般には、Media Pointを微弱ながらも「心」として発現させていると考えられる。
 しかしながら、共産主義者・信徒となると、Media Pointそのものの上に同一性フレームを設置するのである。このMedia Point/同一性フレームの構造において、共産主義者の場合は、同一性が共産主義であり、教条化するのであり、信者の場合は、同一性が神であったり、教祖であったりする。
 結局、絶対的な連続的同一性が共産主義者と信者には存していると言えよう。(今、思いついたが、橋下知事もこのタイプである。狂信家である。)
 私の持論である「近代的自我は狂気」であるというのは、この絶対的連続的同一性に正確に当てはまると言える。
 さて、この絶対的連続的同一性という狂気の根因は何であろうか。これは、心の病や社会の病巣に実に関係するので、重要な問題である。そう、また、民主主義における衆愚政治とも関係する問題である。この問題は以前、何度も検討したが、ここで再考することになる。
 端的に、Media Pointの「力」の問題である。(ひょっとしたら、Media Pointは精神のブラックホールかもしれない。)
 Media Pointは、感受性の原点であり、また、能動性の原点である。つまり、受動性と能動性の二重点である。受動性においては、外界や内界の様々な苦を感じるのである。ここで、苦に対する忍耐力の微弱、劣弱な性格の者は、ここで反動化して、能動的に同一性を構築するのである。
 言い換えると、差異に対する苦への忍耐の弱さから、反感的に能動的に同一性を形成するのである。
 つまり、Media Pointの苦において反感を帯びる様態において能動的同一性を形成するのである。Media Pointの否定態において、同一性が形成されるのである。これが、絶対的連続的同一性の成立のあり方である。
 言い換えると、Media Pointの苦を誤魔化し、排除し、隠蔽するように同一性フレームが形成されるということである。これは、いわば、「敵」からの防壁なのである。
 つまり、有り体に言えば、自己の弱さを誤魔化すための同一性フレームなのである。だから、教条的、狂信的なのである。自己の劣弱さを守るための防壁であるので、恒常的に攻撃的なのである。
 ここで、以前の問題の蒸し返しとなるが、この同一性フレーム型人間は、心の劣弱さがあるが、果たして、精神的教養や経験等によって、Media Pointの肯定を学ぶであろうか、という問題がある。換言すると、愚民は賢くなるだろうか。
 やはり、劣弱の心は劣弱な心である。しかしながら、何らかの教育によって気づくことがあるかもしれない。
 もっとも、高貴な心の人間が指導的な立場に立ち、導く体制が理想的であろう。
 とまれ、ここで、内省教養が必要になったと言えよう。それは、とりわけ、仏教や哲学によって、形成されると言えよう。近代主義は、特に日本においては、両者が欠落しているのであり、劣弱な心は同一性フレームを嵌められて、怨恨的「精神」を形成すると考えられる。
 後で整理したい。
 
****************

共産主義者とは、イデオロギーを最下部の構造とする者だ by 愚樵空論
『海舌』 the Sea Tongue by Kaisetsu

参照:
どちらも搾取

愚樵空論

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