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2007年12月21日(Fri)
超越エネルギーと光と四次元時空間について
これまで、超越光と光の重なりということを指摘したが、ここで、再考して、現象界である四次元時空間の成立についても新たに検討したい。
結局は、Media Pointの問題であり、それにおける超越性(虚軸性)の、連続性・同一性(実軸性)への変換の問題である。ここでも、直感から考察しよう。 超越エネルギーが根源にあり、それが、光のエネルギーとなり、可視界=現象界が形成される。単純に見ると、超越エネルギーが連続性/同一性エネルギーに変換したものが、光のエネルギーだと考えられる。超越エネルギーは不可視であるが、連続エネルギーは可視光線となる。そして、後者が可視界=現象界を形成しているのである。 問題は、不可視の超越エネルギーである。先に、これが、ダーク・エネルギーに相当するだろうと述べた。ダークという形容を利用するなら、超越エネルギーは、闇のエネルギーである。しかしながら、これは、超越光である。とまれ、超越光=闇のエネルギーの連続性/同一性化が光エネルギーである。これは、m (ic)*(-ic)⇒mc^2で表記されるだろう。 結局、これが、Media Pointで生起している、いわば、超越/連続変換である。これは、何を意味しているのかと言えば、通常の、日常の連続性の知覚においては、連続エネルギー、即ち、光エネルギーしか知覚できないのであり、超越エネルギーは、不可視かつ無知覚であるということである。 しかしながら、Media Pointは、「実存」しているのである。潜在していても、「実存」しているのである。心理学的に言えば、無意識において、Media Pointが「実存」しているのである。意識の連続面では、光エネルギーを感覚・知覚する一方、他方、無意識の超越面では、超越エネルギーを受容しているのである。 近代以前の人間は、いわば、素直に、率直に、超越エネルギーを感じ取っていたと考えられるのである。それが、無意識においてとはいえないだろう。無意識になったのは、近代においてであると考えられるのである。言い換えると、近代以前、前近代においては、Media Pointが人間の心において啓かれていて、人間は、超越エネルギーと連続エネルギーの両面を知覚したと思われるのである。宗教性とは、超越エネルギーを受容したことに対する観念だと思われる。(もっとも、日本においては、明治近代においても、超越エネルギーは天皇制によって維持されていたというか、喚起されていたのではないだろうか。しかし、敗戦後、連合国占領軍の支配によって、天皇制が象徴天皇制となり、近代合理主義によって、宗教・神話性が否定されて、超越エネルギーを喪失したと考えられるのである。三島由紀夫の言う断絃の時の出現である。) しかしながら、近代において、近代合理主義が主導的になり、超越エネルギーは否定され、連続エネルギー=物質エネルギーだけが肯定される事態が出現したのである。唯物論・唯物科学/技術/資本主義の出現である。また、ここには、近代的自我の出現もある。これは、連続性・同一性中心的自己である。もちろん、ここで、デカルトが主導的役割を果たしたのであるが、しかし、実情は複雑である。 直感で言えば、Media Pointにおいて、いわば、Media Pointを否定するような自我が生起したのである。だから、デカルトは神を問題にしたと考えられるのであるし、また、心と身体との結節点として、松果体を主張したと考えられるのである。たいへんな自己矛盾がデカルトにおいて発生したと考えられるのであるが、その後は、この自己矛盾は喪失されて、近代合理主義・近代的自我のみが取り上げられたと考えられる。 思うに、ここでもっとも重要なポイントは、Media Pointにおける自己否定としての近代的自我である。つまり、単独性・特異性としての近代的自我である。ここにおいて、たとえば、パスカルのような孤独な自己が生起すると考えられるのであるのであるし、また、ライプニッツのモナド(単子)が考えられるのである。単独性・特異性が基盤にあるのである。 とまれ、このMedia Pointの特異性において、二項対立が生起している。合理性と非合理性である。そして、近代合理主義、近代科学の進展とともに、非合理性が完全に否定されてゆくのであり、同時に、Media Pointの特異性も喪失されていくと考えられるのである。 とまれ、近代合理主義が肯定され、宗教/神話、ロマン主義、神秘主義等が否定されるのである。そして、逆に、後者の反転が起こることになるのである。また、C.P.スノウが指摘した二つの文化(理系と文系)の分裂も生じたのである。簡単に言えば、機械論と人間論である。 とまれ、近代主義によって、人間の心は激しい分裂を起こしたと言えるのである。そう、パラドックスであり、絶対矛盾の事態をむかえたのである。簡単に言えば、同一性か差異かの絶対矛盾である。しかしながら、近代主義は、差異を否定して、同一性中心主義を突き進んだのであり、資本主義を進展させたのである。つまり、唯物論の方向である。しかしながら、プロテスタンティズムが近代主義を駆動させたことを考えると、そう単純ではない。つまり、近代主義の絶対矛盾を解消する方向にプロテスタンティズムは働いたと考えられるのである。 つまり、Media Pointの超越性と連続性を、プロテスタンティズムで統一させる方向が生起したのである。それが、アメリカ合衆国に結晶したと言えよう。 しかしながら、プロテスタンティズムの問題は、超越性と連続性とが完全に不一致であるということである。絶対的に分離しているということである。つまり、完全なる二元論である。超越性と連続性の間隙を満たすには、聖書と信仰によるしかないということである。これは、ある意味で中世的なのである。しかしながら、キリスト教原理主義からわかるように、それは、近代合理主義をも否定するものとなるのである。とまれ、そこには、おおまかに言って、反対物の一致が生起していると言えよう。 結局、近代主義の超克とは、超越性と連続性とのパラドックスをどう乗り越えるのかということであり、それは、ここで最初に問題にした超越エネルギーと連続エネルギーとの関係をどう説明するのかということである。 プロテスタンティズムの場合、信仰と超越性が結びつくとは言え、それは、近代的自我が基盤となるので、連続性・同一性から離脱していないのである。ある意味で、連続性・同一性と超越性が、連続化しているのである。(だから、プロテスタンティズムは、ある意味で、ポスト・モダンなのである。) 結局、この問題はプラトニック・シナジー理論(PS理論)によって、解明されることになったのである。即ち、超越性(超越エネルギー)と連続性・同一性(連続エネルギー)とが即非様相にあるということである。 私は超越エネルギーと連続エネルギーとの重なりを上述したが、この重なりは、正確に言えば、即非様相なのである。結局、可視光線である光とは、即非的に、超越光であるということになるのである。 つまり、Media Pointが啓いている人は、可視光の感覚において、同時に、不可視のはずの超越光を超感覚的に知覚していると言えるのである。大日如来とか、ご来光とか、ご神火という発想は、超越光を表現していると考えられる。結局、重なりという言い方は問題があるのである。やはり、即非様相なのである。 ということで、超越エネルギーと光の関係の問題はこれで済んだことになる。後、四次元空間の問題が残っているが、長くなったので、それは、別稿で検討したい。 |
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