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2008年01月08日(Tue)
検討問題:『指輪物語』の「一つの指輪」と北欧神話/父権神話
リン・カーターの『ロード・オブ・ザ・リング:「指輪物語」完全読本』(角川文庫)を読むと、トールキンの霊感のベースに北欧神話があるのがよくわかる。北欧神話については、まだよくわからないが、それでも、直感では、なにか貨幣を問題にしているように思えたのである。(飛躍するが、物理学者、天文学者は神話を読むといいと思う。何故なら、神話は超越的エネルギーの多様な作用を扱っていると思えるからである。ダークエネルギーは、神話的である。神とは端的に、超越的エネルギーである。)
とまれ、先の私のアイデア、即ち、「一つに指輪」とは貨幣神のことではないかという考えが強くなっている。つまり、ヤハウェである。そして、それは、資本主義に帰結したと考えられるのである。 私が注目している点は、龍殺しである。トールキンの『指輪物語』の前身である『ホビット』では、宝物を隠している龍スマウグを退治することになっている。「一つの指輪」との結びつきは不明であるが、『指輪物語』では、「一つの指輪」をめぐって、闇の王サウロンとの戦いが行われるので、なんらか龍殺し、龍退治と関係していると考えられる。 神話学者ジョーゼフ・キャンベルの視点からみると、龍とは、太母である。そして、それが闇の王となるというのは、「一つの指輪」と関係させて、龍=太母が反転して、ヤハウェになったということではないだろうか。つまり、『指輪物語』とは、ヤハウェ=貨幣神退治の物語ではないのか、という考えが浮かぶのである。 「一つの指輪」を山に捨てるというのは、結局、龍=太母へと回帰させることではないのか。つまり、トランス・モダンである。これは、同一性主義から差異共振主義を意味しているのではないのか、ということである。確かに、考えすぎかもしれない、あるいは、妄想かもしれないが、捨てがたい考えなのである。
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