同一性主義(同一性中心主義)と視覚の関係について:感覚物質現象と精神現象の即非性再考






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2008年04月05日(Sat)
同一性主義(同一性中心主義)と視覚の関係について:感覚物質現象と精神現象の即非性再考
この問題は、既述済みであるが、以前とは考えが少し違ってきているので、ここで論考したい。
 先に、私は、精神的視覚と感覚的視覚が即非の様態にあると結論した。例えば、陽光を見るとき、それは、感覚的視覚で見ると同時に、精神的視覚で見ると言ったのである。この考えは、基本的には今でも変わらないが、今は、感覚的視覚と精神的視覚の区別を明確にしたいと思っている。即非的様態を説くと、両者の質的区別が不明確になると考えられるのである。
 簡単な例をあげれば、女性の化粧である。それは、端的に、感覚的視覚における美化であり、精神的視覚は本来関与していない【p.s. 以下の考察から、化粧にもそれなりの精神性、生命精神性があると思われる】。
 そう、ここで、精神的視覚について少し言及した方がいいだろう。私が今思っているのは、心的、魂的、性格的相貌である。これは、感覚的相貌、つまり、容貌・容姿とは関係ないのである。ある意味で「気」的相貌と言ってもいいだろう。
 この精神的視覚であるが、私ははっきりと直観できるのであるが、一般には知覚できないのかもしれない。例えば、ある人物の履歴書の顔写真を見るとき、私には、相貌に胡散臭さを感じた。なにかペテン師的だと思った。その後、その人物をよく知ることになったが、直観は正しく、猫かぶりであり、傲慢な人物であったのである。
 私には、精神的視覚が明瞭に知覚できるのであるが、これは、どうも異能になるようである。とまれ、精神的視覚は、私だけの特殊なものではなくて、心眼をもつ人なら、もっているものと考えられる。
 そう仮定して、精神的視覚を考えてみると、それは、精神を視覚していることになる。極言すれば、一種の霊視である。あるいは、透視である。とは言え、霊・スピリットが見えるわけではない。
 端的に言えば、人物の性格が相貌に現われているということになる。これは、力学的はどういうことなのか。それは、感覚的視覚像において、性格的相貌が現われているということである。つまり、性格的相貌・顔貌力学があり、そのエネルギーが、感覚的視覚像に刻印されているということになる。簡単に言えば、性格的波動が現象化しているということになろう。
 以上のように、精神的視覚を考えると、冒頭にあげた、感覚的視覚と精神的視覚の区別がすこし怪しくなるのである。問題は精神性(性格性、心性、魂性、霊性)が、感覚現象領域に発現することである。これをどう把捉するのかである。
 つまり、端的に言えば、現象とは、単に感覚・物質現象だけではなく、精神現象でもあるということだろう。(ここで、唯物論や近代合理主義は崩壊する。)しかしながら、感覚性と精神性は即非様態である。
 本稿をまとめると、現象とは、感覚物質現象があり、また精神現象がある。両者は質的に異なるのである。しかしながら、精神は感覚物質界に発現するのである。すなわち、感覚物質現象・即非・精神現象なのである。
 そして、認識上の問題は、感覚美と精神美の認識にあるだろう。感覚美は、快楽・快感の強度が強いので、精神的審美眼(心眼)が麻痺させられると考えられるのである。
 端的に言えば、感覚美とは何かである。例えば、桜の花は、新緑は、感覚美の対象なのか。それは精神美の対象ではないのか。あるいは、桜の花、新緑自体に精神美があるのか。
 おそらく、両者には、なんらかの精神美があるだろう。春という季節がもつ生命力の精神美があるだろう。これは、伝統的には、気である。
 そう、生命精神美が両者にあると言えよう。だから、単に桜花や新緑は感覚美の対象だけではないのである。
 結局、感覚美と言われるもの、あるいは、美と言われるものには、なんらか、精神が関与しているということになるだろう。ただし、精神には、生命精神もあれば、魂的精神もあり、また、多様性をもっていると考えられる。
 結局、感覚現象と精神現象の明確な区別と即非性が確認されるが、感覚美と精神美に関しては、美の多様性ないしは複合性があるので、両者は瞭然とは区別できないことになるだろう。【具体的に言えば、デザインの美は、感覚美なのか、精神美なのかということになるだろうが、一般には、感覚美であるが、それは、生命精神をもっているので、それなりに、精神美でもあるのである。即ち、感覚美=精神美である。おそらく、デザインの問題は、それが、精神美への志向性をもたないと早晩皮相・軽薄化することだろう。つまり、デザインは美術への志向をもってデザインたると考えられる。】

p.s. 論の焦点が少しぶれているので、後で明快にしたい。

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