今日の同一性主義狂気について:同一性言語知性と差異感性身体との極性: ver 2






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2008年08月28日(Thu)
今日の同一性主義狂気について:同一性言語知性と差異感性身体との極性: ver 2
これは、先の試論の続きのようなものであるが、端的に、同一性主義において、非合理性=狂気がどう発生するのか、その力学を明確にしたい。もっとも、この問題はこれまで、それなりに考察はされてきたが、まだ、あいまいな点があるのでここで検討する次第である。
 思うに、図式化するとわかりやすいが、ここでは的確な図式化が難しいのでおおまかにかいてみる。


      +i 同一性言語知性(近代合理主義)
            ↓  
            ↓
           抑 圧
            ↓
      境界____↓_____境界
            ↓
            ↓
            ↓
      -i  差異・感性・身心性


↓は否定・抑圧・排除・隠蔽を表す。そして、実線の横線は、知性と感性の境界である。近代合理主義は境界の下部を抑圧して、排除するのである。つまり、近代合理主義による近代的自我とは、境界上部の世界が中心となっていて、下部世界は無意識となっているのである。言い換えると、上部界が光で、下部界が闇である。
 そして、近代主義が進展すると、下部界は意識にとって消えているのである。
 しかしながら、心の基盤・土台・根源は下部にあるのである。正しく言えば、さらに下部にあるMedia Pointであるが。今はわかりやすくするために、そのように考える。
 ということで、近代合理主義は同一性主義世界を形成するが、それは、同時にエネルギーや創造性の枯渇を意味する。当然ながら、下部から新しいエネルギーを取り入れなくてはならないのであるが、下部を抑圧しているので、取り入れることができないのである。
 そう、上部と下部の二元論・二項対立の世界がそこにはあるのである。喩えて言えば、身心の活断層である。
 さて、上部の抑圧があっても、下部は活動しているのであるから、上部へと、いわば、噴出するのである。衝き上げである。衝動である。つまり、↑の方向へと作用するのである。


    +i 同一性言語知性(近代合理主義)
            ↑ 
            ↑
           狂 気
            ↑
      境界____↑_____境界
            ↑
            ↑
            ↑
      -i  差異・感性・身心性

 
 しかしながら、同一性主義自我は、それをまったく感知できないのである。なぜなら、同一性主義知性は、いわば、自己完結ないしは自己閉塞しているので、他者である差異・感性・身心性の突き上げを認知できないからである。
 故に、下部の衝動が上部を、いわば、襲うのである。これが、非合理性=狂気なのである。近代的自我はこの下部の盲目の衝動に発作的に襲われるのである。それで、狂気的攻撃性を爆発させると考えられるのである。
 より精緻に言えば、下部の世界は他者の世界であるから、ここでの内的他者の否定は外的他者の否定となるのであり、ここで、同一性主義自我は暴力的言動を発すると考えられるのである。
 この近代主義的狂気であるが、これが西洋近代主義の帰結であると考えられる。もっとも、西洋近代に台頭した差異であるが、それは、ポスト・モダンへと発展したが、既述したように、袋小路に突き当たったと考えられるのである。
 この西洋近代の行き止まりを乗り越える哲学がプラトニック・シナジー理論であると考えられる。トランス・モダン哲学である。
 差異を不連続化して、同一性と差異とを共鳴化する理論である。知性と感性を共鳴化する理論である。
 とまれ、差異を掬い上げるには、端的には、東洋的身心論が必要である。新東洋的身心論が必要なのである。

P.S. 以下の記事にある「自己愛性人格障害」であるが、そこには、「誇大性、称賛されたいという欲求、共感の欠如」、あるいは、「おれは神」という「症状」があるということだが、これは、以上の試論から説明できよう。非合理主義=狂気の衝動であるが、それは、感性・差異・身心のエネルギー、言い換えると、「宗教」的エネルギーをもっていると考えられるので、そのようになると推察できる。言い換えると、パラノイアに近いと思う。
 そう、「宗教」的エネルギーと言ったが、神懸かり的と言ってもいい。それは、Media Pointにおける宇宙エネルギーでもある。ただし、それが、同一性主義によって歪曲された形になっているのである。
 この様態を精緻にはどのように見るべきだろうか。+iと-iの分裂様態とは言えよう。そして、直接的に、-iが+iへと侵入・没入すると言えようか。おそらく、抑圧の壁を破って、侵入するということではないのか。これは、連続化である。ショート(短絡)である。-iが+iと一致するということではないのか。知性が感性となり、感性が知性となる同一性化の極致ではないのか。差異共鳴ならば、知性と感性が共鳴するのであり、一致はありえないのである。
 しかし、知性が感性となり、感性が知性となるというどういうことなのか。端的には、非合理主義化である。知性が情動化することであり、情動が知性化することである。そう、これは、知性が自我絶対化することであろう。知性が知性ではなくなり、非合理化するのである。同一性と差異との相互否定の一致のような様態、これは何だろうか。
 二つの否定がショートする様態、これは何なのか。これは、(+i)^2と(-i)^2とのショートとである。つまり、-1のショートと考えられる。
 近代合理主義と神秘主義とがショートしているようなものである。端的に言えば、狂気である。


参考:
土浦8人殺傷 精神鑑定は「自己愛性人格障害」

8月27日15時1分配信 毎日新聞

土浦8人殺傷 精神鑑定は「自己愛性人格障害」

拡大写真

金川真大容疑者=茨城県土浦市で2008年3月25日、平田明浩撮影
 茨城県土浦市のJR荒川沖駅周辺で8人が殺傷された事件で、殺人容疑などで逮捕された同市中村東3、無職、金川真大(まさひろ)容疑者(24)の精神鑑定結果の概要が27日分かった。金川容疑者を極度に自分が重要と思い込む性格の「自己愛性人格障害」と診断しており、妄想や幻覚はなく、完全責任能力を認める内容になっている。地検は鑑定結果などを総合的に判断し、来月1日までに殺人と殺人未遂の罪で起訴するとみられる。

【写真特集】茨城男性刺殺事件 だれでもいい…

 金川容疑者は「人を殺したかった。誰でもよかった」などと供述し、地検は動機の解明や、責任能力の有無を慎重に調べるため4カ月間の鑑定留置を行った。専門医が金川容疑者の事件当時の精神状態などを調べていた。

 これまでの調べで、金川容疑者は事件の数日前に「おれは神」という内容のメールを自分の携帯電話から自宅に残した別の携帯電話に送っていることが分かっている。アメリカ精神医学会の診断基準「DSM−4」によると、自己愛性人格障害は「自分が重要で素晴らしい」という大げさな感覚を持つことがあるという。鑑定は、金川容疑者が自らを世間にアピールするために事件を起こしたとして、動機は理解可能であり、完全責任能力を認めたとみられる。

 事件は3月23日午前11時ごろ発生。金川容疑者は荒川沖駅周辺にいた8人に包丁やサバイバルナイフで切り付け、同県阿見町の会社員、山上高広さん(27)を失血死させ、警察官ら7人に重軽傷を負わせた疑い。金川容疑者は同19日、自宅近くの無職、三浦芳一さん(72)を殺害した疑いで指名手配中だった。

 ◇ことば 自己愛性人格障害

 性格が偏った状態を示す精神医学の分類「人格障害」の一つで、「誇大性、称賛されたいという欲求、共感の欠如」を示す。統合失調症などの幻覚・妄想が生じることがある狭義の精神障害とは異なり、刑法上の責任能力に問題があるとはされない。人格障害には他に妄想性、反社会性、回避性などがある。大阪教育大付属池田小事件の宅間守元死刑囚は2回の鑑定とも人格障害とされた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080827-00000
010-maip-soci


   




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カレンダ
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