後期近代/ポスト・モダン期について:同一性iと差異-iについて






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2007年10月26日(Fri)
後期近代/ポスト・モダン期について:同一性iと差異-iについて
ここで述べることは作業仮説である。
 自己認識方程式i*(-i)⇒+1において、iを同一性、形相、-iを差異、質料と捉えるとする。
 思うに、フッサールの志向性とは、iの志向性、すなわち、ノエシスであり、そして、iが差異-iに対して形成する観念がノエシスではないだろうか。
 iも本来は差異であるが、他の差異-iに対するときは、形相(形式)としてはたらき、同一性化するのであり、自乗i^2化するのであり、それは、同一性として捉えていいと思われるのである。それに対して、-iは差異、質料、原身体と言えるだろう。
 さて、初期近代においては、Media Pointから同一性衝動が発動する。すなわち、Media Point⇒(i⇒-i)ではないだろうか。
 そして、盛期近代においては、(i⇒-i)⇒-1ではないだろうか。
 そして、後期近代においては、(-i⇒i)⇒-1ではないだろうか。
後期近代において、志向性が反転・逆転すると考えられるのである。差異・質料・原身体から同一性・形相・原知へと作用するように思えるのである。思うに、反近代主義はこの潮流であるように思えるのである。(ここで、ニーチェを考えると、彼の天才性は、単に反近代主義ではなく、同時に、近代主義を並行させていたことにあるのではないだろうか。i⇒-iと-i⇒i の両極性をもっていたと考えられるのである。だから、両者の中間において、純粋なMedia Pointが感得されていたのではないだろうか。それが、永遠回帰の思想ではないだろうか。ハイデガー=ポスト・モダンの元祖をはるかに超えて、トランス・モダンの元祖の一人であろう。)
 これは、端的に、非合理主義である。それまでが、近代合理主義の流れであった。ここにおいては、理性は軽視・無視される。小泉前首相のパフォーマンスを見るといい。
 問題は、この後期近代/ポスト・モダンにおいて、新自由主義=新植民地主義が発現することである。非合理主義の潮流なので、力・暴力・権力が主導的であるとは言えるだろう。全体主義的である。だから、後期近代/ポスト・モダン=新自由主義=新植民地主義=新全体主義と言えそうである。ここでは、闇に光が飲みこまれてしまうのである。
 しかしながら、近代主義のもつ近代的自我の同一性(近代的同一性)は基盤としてあるのである。それは、i⇒-iではないだろうか。
 この近代的自我同一性があるので、同一性交換価値が支配的になると思えるのである。とまれ、この問題はここで留めておきたい。
 次に、これまで何度も指摘した差異と同一性の連続・混淆空間について考えたい。これは、とりわけ、後期近代/ポスト・モダンに発生する。ドゥルーズにしろ、デリダにしろ、彼らの「差異」はその空間に存すると考えられるのである。
 私は、この空間を客観化したいのである。ガウス平面において、どう表現できるのかである。思うに、i⇒実軸Media Pointないしは-i⇒実軸Media Pointとなるのではないだろうか。即ち、±i⇒実軸Media Point ではないだろうか。i⇒実軸Media Pointとはデリダ的差異であり、-i⇒実軸Media Pointとはドゥルーズ的差異ではないだろうか。とまれ、ポスト・モダン哲学の問題は、±i⇒Media Pointに達しなかったことにあるだろう。虚軸ないしは超越性の欠落があるのである。
 ここで用語を整理すると、実軸Media PointはReal Media Pointであり、虚軸Media PointはImaginary Media Pointである。
 今はここで留めたい。当然、再考が必要である。

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