検討問題:光とは何か






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2009年09月16日(Wed)
検討問題:光とは何か
これは、思うに、最高度の問題である。
 とまれ、問題にしたいのは、超越光と現象光の関係である。これまでの検討から、2つの論が生じているのがわかるのである。
 即ち、一つは、現象光とは本来、超越光であるという論である。もう一つは、現象光とは、身体的エネルギーであり、同一性エネルギーなのであり、超越光とは異なるものであるという論である。この二律背反をどうみるのか。丁寧に考えよう。
 結局、前者が正しく、超越光・即非・現象光である。また、現象光は同一性志向性エネルギーであり、同一性エネルギーではないと考えられる。そう、現象光は身体的エネルギーではあるが、同一性(物質)エネルギーではないのである。
 では、視覚の問題を考えるとどうなるだろうか。視覚は、本来、差異共振視覚であり、また、同一性志向性視覚である。これは、同一性=物質的視覚であない。
 先に身体感覚としての視覚は同一性的であると言ったが、それは間違いなので、訂正しなくてはならない。
 結局、同一性志向性が同一性に転化し、固定してしまう力学が問題なのである。本来は、同一性志向性は差異共振性へと回帰する。
 同一性の固定化の原因は、身体的エネルギーが強化されて、意識エネルギー自体が言わば抑圧されることにあるのではないだろうか。
 端的に言えば、身体的感覚欲望が強化された結果、意識エネルギーが衰退して、同一性志向性が同一性化するということだと思われる。
 身体的感覚欲望の強化とは、思うに、飢渇や渇望があり、そのために、反動的に強化されたのではないだろうか。言い換えると、貧しさが同一性=物質的欲望を強化すると考えられる。力学的には、反動であると言えよう。反動が生じて、同一性志向性が同一性=物質化するのである。それは、当然、マーヤーである。
 ということで、結局、つい先の考えではなく、これまでの考えが正しいことが確認された。結局、視覚や光が同一性であるという勘違いが起るのは、身体感覚欲望の飢渇・渇望に拠る反動性によって、差異共振性が抑圧されるからである。
 
*************

以下は、付録:


間が空いたので、新たに考えよう。
 これまで、現象とは本来、差異共振現象であると述べてきた。しかし、同一性の知覚・認識によって、それを同一性現象として把握すると述べた。
 つまり、同一性的認識志向があり、それを差異共振現象を同一性として把握するということである。
 しかし、先には、視覚は同一性的であり、それが、意識エネルギー(差異共振エネルギー)を同一性へと枠付けると言った。
 結局、問題は、視覚とは何か、ということになる。それは、同一性的なのか、否かである。
 私は経験から視覚は同一性的であると考えているが、同時に、経験から、視覚には、差異共振視覚があると考えている。
 この齟齬、二律背反はどう解明できるだろうか。
 具体的に考察しよう。眼前に、桜の木があるとしよう。この桜の木は、日常的には、同一性である。しかしながら、本来は差異である。つまり、桜という一般概念(同一性)の一部としての桜であり、且つ、個物として、その桜は絶対的差異である。
 同一性としての桜は一般形式である。この同一性=一般形式を作る原因は何だろうか。あるいは、現象を物質と把握する根因は何だろうか。
 それは、当然、同一性志向性である。実軸のゼロ点において発生する志向性である。これは、思うに、言語的志向性と一致するのではないだろうか。
 これは、端的に、⇒+1である。だから、この問題は、⇒+1と+1の問題ということになる。即ち、同一性志向性と同一性との問題である。これは、実に数学的問題である。
 とまれ、同一性志向性とは、実は、Media Pointから発しているために、根本においては、差異共振性が残っているのであるが、他方、同一性においては、もはや、Media Pointから切り離されているので、差異共振性が喪失されているのである。
 そして、近代合理主義、近代的自我とは、後者に属するものである。
 さて、この視点から光を考えると、光は本来、やはり、超越光であり、それが、現象光として発現するが、現象光は本来、同一性志向性をもつが、同一性=物質ではない。
 少し視点を変えよう。


   




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カレンダ
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