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2008年01月23日(Wed)
遺伝子とは何か:イデアか、構造か、ゲノム(情報物質)か?
遺伝子とは何か、考察したい。ゲノム、DNAと遺伝子は同じなのか。直感では、遺伝子はイデアではないのか。そして、Media Pointの実軸性(実性ないしは実点と仮に呼ぶ)において、痕跡=差延が生じる。構造点である。これが、ゲノムないしはDNAの領域ではないのか。問題が複雑なのは、心と身体が関係するからである。
身体の遺伝子はわかりやすいが、心の遺伝子があるのか。魂をイデアとするなら、魂が遺伝子になることになる。それでいいのか。 もし、魂=イデアが遺伝子ならば、それが、身体の遺伝子をも含んでいることになる。それでいいのだろうか。もしそうならば、心と身体の遺伝子はどう区別がつくのだろうか。オカルティズムのように、霊と物質を区別するのか。それは、二元論である。 また、根本的に、心と身体の問題がある。しかしながら、プラトニック・シナジー理論は、原心(原魂)の差異共振志向性が、身体をも作り出すと考えるだろう。つまり、+iを形相、-iを質料とみたとき、両者の共振融合によって、心身一如(いちにょ)が形成されるのではないだろうか。知且つ身体である。意識即身体である。正確には、知・即非・身体、意識・即非・身体の即非態であろう。 とまれ、プラトニック・シナジー理論では、イデアから心身一如、心身即非を説明すると考えられる。だから、イデアを遺伝子とするならば、遺伝子とは、心の遺伝子でもあり、身体の遺伝子でもあるということになるだろう。これは、実に興味深い考え方だと思う。オカルティズムのような霊と物質的身体の二元論を回避できるのである。 心と身体の共通の遺伝子ということで、イデア=魂が考えられることになる。つまり、遺伝子=イデア=魂である。 では、この観点から見直すと、遺伝子とゲノム・DNAは区別されることになる。前者はイデア情報であり、後者はイデア情報物質であるからである。そして、ここで、Media Pointを考えると、差異共振様態にあるのが、遺伝子=イデア=魂である。Media Pointの実性が、ゲノム・DNAではないかと作業仮説してみるのである。構造点であり、構造性をもっている。 問題は、遺伝子とゲノム・DNA(以下、単に、ゲノムとするl)との関係である。遺伝子は情報化された量子である。そして、その痕跡が構造点であるが、しかしながら、構造点とゲノムは別のものではないのか。つまり、構造点は、いわば、構造としてのゲノムであり、物質であるゲノムではないからである。だから、整理すると、 遺伝子⇒構造⇒ゲノム となるのではないだろうか。丁寧に表記すると、 遺伝子(イデア)⇒構造(Media Point実軸)⇒ゲノム(情報物質) ではないか。今日、遺伝子(イデア)とゲノム(物質)が同一視、混同されているということになる。 とまれ、構造とは不思議なものである。それは、イデアではないし、物質でもない。イデアの写しであり、また、物質の原型である。アリストテレスの言う形相はこれだろう。また、プラトンのイデアもこれに近いときがある。しかしながら、イデアと構造の区別は絶対的でなくてはならない。これが決定的である。(ポスト・モダン哲学の誤りは、これらを混同していることにあるだろう。) とまれ、構造とは、イデアと物質との境界である。しかし、連続的境界である。ここが決定的ポイントである。それに対して、Media Point自体は、不連続的境界、即非的境界である。これまでの哲学・思想は、構造とMedia Pointを区別できなかったのである。混淆していたのである。(ドゥルーズ哲学が完全な混淆であり、連続的差異の哲学である。デリダ哲学は、構造自体における揺らぎを認識したが、イデア自体を同一性と見て、超越性を否定してしまい、袋小路に陥ったのである。) 結局、遺伝子(イデア)と構造とゲノム(情報物質)の三者を区別した。ここで、形状について考えると、二重螺旋とは、遺伝子の時間的形状と言えるだろう。遺伝子自体は、原二重螺旋であろう。構造は二重螺旋構造であり、ゲノムは二重螺旋物質ということではないだろうか。 今日のゲノム研究の問題点は、単に物質レベルの研究であり、構造にも、遺伝子=イデアにも達していないことであろう。そう、ここで、情報物質であるゲノムを理論化すると、構造から発生する構造物質と言えよう。新たに図式化すると、 遺伝子(イデア)⇒Medai Point⇒構造⇒ゲノム(構造物質)⇒生命体 となるだろう。付加して言うと、DNAを変化させることで、生命体は変化するだろうが、根本の構造や遺伝子は変化しないのではないだろうか。 参考: Gene findings: Disease-by-disease Genetic test Scientists analysed DNA from 17,000 people A team of UK researchers have identified several genes and regions of the genome involved in seven common diseases - but what are the implications for people suffering from the conditions? http://news.bbc.co.uk/2/hi/health/6727043.stm Detailed gene map 'within grasp' By Helen Briggs BBC News science reporter Image: Sanger Institute The map will relate genetic variation to particular diseases One thousand people are to have their genomes mapped in a major effort to understand how genes influence disease. To date, only a handful of humans have had their genes analysed in this way, including scientists Craig Venter and James Watson, and anonymous volunteers. Teams in the UK, US and China say the project will create the most useful catalogue ever of genetic variation. Any two humans are genetically more than 99% identical: variations can explain why some get certain diseases. http://news.bbc.co.uk/2/hi/ science/nature/7201994.stm
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