INNOVATION OF PHILOSOPHY: GP陰陽哲理学 Gaussian Plane Yin-Yang Philosophience - 2008/10

GP陰陽哲理学 Gaussian Plane Yin-Yang Philosophience:思えば、2004年9月「海舌」氏とブログ上で遭遇し、不連続的差異論が誕生しました。その後、仮説・理論は紆余曲折的に変転しました。現時点2015年では理論名はGP陰陽哲理学です。




[PR]



2008年10月12日(Sun)▲ページの先頭へ
検討問題:差異と同一性の問題&重力の問題、他
1)⇒+1の+1は本当に同一性なのか。差異ではないのか。

2)例えば、つる巻き植物が、軸をらせん状に、上昇するが、これは明らかに、重力とは正反対の方向である。この上昇力は何か。また+1を重力の方向と見ていいのか。
 しかしながら、+1はいわば生長力であるから、それは、天の方向であり、重力は逆に、-1の方向ではないだろうか。というか、→+1が天への上昇力であり、←+1が下降力、すなわち、重力ではないだろうか。
 とまれ、以前述べたように、作業仮説として、+1を天の方向、-1を地の方向(重力)としよう。
 その線で考えると、ブラックホールとは、-1の地の方向が過剰になった場合と考えられよう。いわば、宇宙の同一性主義ではないだろうか。闇である。(P.S.  また、ダークマターやダークエネルギーであるが、以前は超越エネルギーの方向で考えたが、この-1←+1で考えられないだろうか。もしそうならば、宇宙は、⇒+1の光の宇宙よりも、-1←+1の闇の宇宙の方が巨大であるということになる。もっとも、そうだとしても、虚軸の超越エネルギー=超光があるのであり、この超越次元を考察する必要がある。)
 とは言え、本当の天は、+iの方向であり、本当の地は-iの方向であるということになるのではないだろうか。今はここでとどめる。

3)身体とMedia Point:カントの物自体は、意外に、+1なのかもしれない。あるいは、⇒+1である。自我の目は-1であり、+1を捉えそこなっているのではないだろうか。+1ないしは⇒+1は、即非的同一性ではないのか。
 とまれ、身体とは何だろうか。物質的身体は-1ではないだろうか。そして、「魂」のある身体とは、+1ではないだろうか。
 ならば、身体とMedia Pointはどう関係するのか。Media Pointは「魂」であり、且つ、身体であるという即非態ではないだろうか。今はここで留めたい。


先進諸国の「協調」案とトランス・モダン経済の台頭
以下の記事はすばらしい。先進諸国が協調しようとする方向の中で、その差異を提起しているのである。この差異的記事から、いかにも、ユダヤ/英国的同一性主義的金融資本が、生き延びようとしているのがわかるのである。
 ということで、ポールソン財務長官はやはり、ゴールドマン/ロスチャイルド路線であると察せられるのである。先進諸国の協調とは、「ロスチャイルド」路線の維持、同一性主義金融資本の保持を目指した反動であろう。
 市場は先進諸国の国有化案を支持しないだろう。結局、同一性主義金融資本主義体制は決定的に崩壊すると考えられる。
 そう、トランス・モダン経済は胎動していると言えよう。

Rich Nations Pushing for Coordination in Rescue
Jim Lo Scalzo for The New York Times

Ben S. Bernanke, left, the Federal Reserve chairman, and Henry M. Paulson Jr. met Friday in Washington with finance ministers.
By MARK LANDLER
Published: October 10, 2008


WASHINGTON ― The United States and six other nations that are among the world’s richest agreed on Friday to a coordinated plan to rescue the financial industry, but fell short of offering concrete steps to backstop bank lending on a day when fear tightened its grip on investors from Wall Street to Hong Kong.

http://www.nytimes.com/2008/
10/11/business/11global.html
?_r=1&th&emc=th&oref=slogin


2008年10月11日(Sat)▲ページの先頭へ
大和生命の破産と他の生保・損保
大和生命の破産と他の生保・損保
テーマ:金融・為替・株式・債券・通貨・税
大和生命は、「外国証券などの比率は42.2%、ハイリスク・ハイリターン運用」で、他の生保とは異なるという金融担当相の説明であるが、なにか解せない。
 「金融庁によると、同社の有価証券保有残高のうち外国証券・その他の比率が42.2%で、国内独立系9社の平均の24.9%より高かった。」ということなので、他の国内独立系もそれなりに損害を大きく出しているはずである。単純計算では、半分以上の損害を出している。
 

大和生命が更生手続き、金融市場混乱で国内初の金融破たん

10月10日14時44分配信 ロイター

 [東京 10日 ロイター] 大和生命は10日、会社更生法と更生特例法に基づき更生手続き開始の申し立てを東京地裁に行い、受理されたと発表した。負債総額は2695億0600万円。有価証券の下落で9月中間期に114億9000万円の債務超過に転落し、経営が立ち行かなくなった。
 サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)問題に端を発した国際金融市場の混乱で日本の金融機関が破たんに至ったのは初めて。 
 <外国証券などの比率は42.2%、ハイリスク・ハイリターン運用があだ> 
 会見した中園武雄社長は、破たんの原因は株式やオルタナティブ資産などの運用商品の価格が大幅に下落したためと説明。損失計上により、9月中間決算の当期純損失は110億4300万円となった。2008年3月末時点の運用資産残高は約2800億円で、このうちオルタナティブ投資が占める割合は、約30%だったとしている。オルタナティブ投資の具体的中身は、仕組み債やヘッジファンド投資、CLO、リートなどの不動産関連投資だったとした。そのほか、保有株式なども大きく値下がりしたという。 
 同社は、予定利率は08年3月期で3.35%と保険業界の中では高水準になっているが、逆ザヤにはなっていなかったと説明。金融庁によると、同社の有価証券保有残高のうち外国証券・その他の比率が42.2%で、国内独立系9社の平均の24.9%より高かった。ハイリスク・ハイリターン運用の結果、2004―2006年度の有価証券運用利回りの単純平均は5.36%で、9社平均の2.39%を上回っていた。しかし、2008年3月期には、減価や売却損などによる有価証券のき損率が対前年比12.38%に達しており、9社平均の5.03%より大きく痛んだ。08年度3月期決算では資産超過だったものの、経常損益が赤字に落ち込んでいた。
 中園社長によると、4月以降、自己資本増強を図るために投資家探しにほん走したが、投資家候補者から合意を得られなかった。中園社長は「リスク管理は適切に行ってきた」と説明している。今後は、スポンサー候補を選ぶ作業に入り、再建を図る。 
 <金融庁、大和生命と同様の生保・損保はまったくない> 
 大和生命は同日、更生手続きの開始申請とともに、金融庁に事業継続が困難と報告した。金融庁は、大和生命の破たんは「ハイコストの保険事業を高い利回りの有価証券運用で補てんするという特異な収益構造が主たる要因。他の保険会社と状況は異なる」(金融担当相談話)としており「9月末時点で大和生命と同様の生保・損保はまったくない」(監督局)としている。 
 金融庁は大和生命に対し、9月16日から立ち入り検査に入っている。この検査は、3月末を基準日とした検査だが、9月末のソルベンシーマージン比率の見込みを検証したところ、早期是正措置の発動基準の200%を下回る見込みと認定。10月9日に大和生命に通知したという。 
 大和生命の3月末のソルベンシーマージン比率は555%と公表。金融庁は、3月末時点の大和の財務状況に大きな問題を認めていないが、9月末までの半年間で200%割れの見込みまで急激に落ち込んだことについて「4月以降の市況の変化はそれほど急激だった」(監督局)と認識している。 
 生保の破たんは2001年の東京生命以来となる。1997年の日産生命以降、東邦生命(99年)、第百生命(2000年)、大正生命(同)、千代田生命(同)、協栄生命(同)、東京生命(2001年)に続いて8例目。日産から大正までは保険業法に基づく破たん手続きで、千代田から今回の大和生命まで会社更生手続きの適用を申請した。 
 大和生命は1911年の設立で、2001年には破たんした大正生命の受け皿会社になった。2008年3月期の総資産は2832億円で国内の独立系生保で10位。9位の富国生命の総資産5兆7252億円に比べると小規模。過去の破たん事例で最大は協栄生命で当時の総資産は3兆7250億円。協栄の債務超過額は6895億円だった。 
 (ロイター日本語ニュース 中川泉記者 布施太郎記者 村井令二記者 ;編集 石田仁志)
http://headlines.yahoo.co.jp/
hl?a=20081010-00000396
-reu-bus_all


同一性主義文明の大崩壊:現在の金融大崩壊は世界大恐慌を遥かに超えている!!!
以下、田中宇氏の叙述に関連して、同一性主義金融資本主義がどうして、錯乱していったのか、簡単に述べたい。もっとも、同一性主義批判(近代的自我=狂気説)は、印象では、数百回は行っているが、現在の世界金融崩壊が起っている時点で、また、述べるのは意味があると考えられる。
 端的に、同一性主義とは、差異を否定しているので、同一性自己(自我)に盲信慢心し、さらに狂信するのである。だから、同一性主義金融資本、例えば、サブプライムローンやCDSに何の疑問もなく盲信慢心し、狂信してしまうのである。つまり、盲点が生じるのである。だから、とことんまで進んで、バブル崩壊、それも新世界恐慌的レベルの崩壊になってしまったと考えられるのである。
 この大崩壊は、哲学的には、近代的合理主義=近代的自我という同一性主義の崩壊である。宗教的には試練、修行、苦行である。人間は愚かなので、言葉で言ってもわからないので、身体への打撃や苦痛を受けて、反省するのである。もっとも、度し難い人間、縁無き衆生も多いが。
 文化史的には、父権主義の崩壊ということになろう。宗教的には父権的一神教の崩壊である。必然的に、Media Pointへと「現象学的に還元」されるのである。
 プラトニック・シナジー理論は、今日の文明史的崩壊を乗り越える未来への指針を提起していると考えられるのである。
 
☆☆☆☆☆以下、引用☆☆☆☆☆

『米国の有名な投資家ウォーレン・バフェットは、すでに2002年の時点で、CDSが持つ連鎖拡大的な危険性を指摘し「金融の大量破壊兵器」と呼んだ。当時はまだ、優良金融機関が破綻して債券のCDS保険金支払いが必要になるなどということは「あり得ないこと」と考えられていた。(関連記事)

 しかし今回、金融危機が悪化して前代未聞の事態となり、これまでの10数年間のCDS史上初めて、巨額のCDS保険金支払いが発生することになった。10月10日のリーマンのCDS清算会は、金融大量破壊兵器の爆発の発火点となるかもしれない。関係者はリーマンCDS清算会の成り行きを緊張して待っている。清算会は22社の金融機関が参加し、米東部時間の10日午前9時45分から午後2時までの予定で開かれる。(関連記事) 』

CDSで加速する金融崩壊
2008年10月10日  田中 宇

http://tanakanews.com/
081010CDS.htm

Living in the Material World


The Light That Has Lighted The World - George Harrison


Inner Light - George Harrison



2008年10月10日(Fri)▲ページの先頭へ
自己認識的資本主義(螺旋的サイクル)と自我認識的資本主義(鏡像的ゼロ回帰)
これまで述べてきたように、同一性主義金融資本体制が、世界同時的に、大崩壊を起こして、世界を震撼させているわけであるが、これは、いわば入れ子状態になっている同一性主義金融資本を解体しないではおかない。
 結局、差異がむき出しになるまで、解体することになるだろう。同一性主義の虚構・擬制経済が崩壊するのである。これは、必然である。
 ここで、プラトニック・シナジー理論の自己認識方程式から考察すると、健全な資本主義、すなわち、差異資本主義は、(+i)*(-i)⇒+1の右辺の同一性価値=交換価値を左辺へと転化(フィードバック)するものである。すなわち、(+i)*(-i)⇒+1⇒(+i')*(-i')となる。
 しかし、同一性主義金融資本主義は、(+i)*(-i)⇒+1の左辺の+iが-iという他者を否定して、(+i)*〔-(-i)〕⇒-1のことだと考えられるのである。自己利益の自乗とも言えよう。(+i)^2⇒-1である。
 思うに、-1の同一性主義利益は差異共振価値に基づく同一性価値+1を打ち消すと考えられる。すなわち、(+1)+(-1)⇒0である。今やこのゼロ化の連鎖過程にあるということではないだろうか。今はここで留める。

P.S. 結局、資本経済のMedia Pointを基礎とする差異(共振)資本経済の経済秩序の構築が必要と考えられる。自由主義であり、且つ、共同体主義であるということ、自由主義と共同体主義の即非経済でなくてはならないということである。
 


NY株 9000ドル割れ 5年5カ月ぶり安値

10月10日13時4分配信 毎日新聞

NY株 9000ドル割れ 5年5カ月ぶり安値

拡大写真

日経平均株価とダウ工業株30種平均の推移
 9日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は、前日終値比678.91ドル安の8579.19ドルと9000ドルを大幅に割り込み、03年5月以来、約5年5カ月ぶりの安値で取引を終えた。ダウ平均は10月に入ってから下落を続けており、これで7営業日続落。この間の下落幅は約21%に達した。昨年10月9日につけた過去最高値(1万4164.53ドル)から1年間で約39%の下落となった。

 ポールソン米財務長官が前日、金融機関への公的資金注入を示唆したが、金融危機への不安は収まらず、金融関連株を中心に引き続き大幅に売り込まれた。

 金融関連株に加えて、市場では自動車ローンの焦げ付き急増や販売減少で経営難に陥っている米自動車大手の株も大幅に下落。自動車最大手ゼネラル・モーターズ(GM)は約31%安の4.76ドルで取引を終えた。米メディアによると少なくとも1950年以来の安値水準という。【ワシントン斉藤信宏】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a
=20081010-00000012-maip-brf


日経平均、終値は881円安の8276円

10月10日15時9分配信 読売新聞

 10日の東京株式市場は、前日のニューヨーク株式相場の大幅続落や、外国為替市場で急速に円高が進行したことを受けて暴落し、日経平均株価(225種)の前日終値からの下げ幅は、一時、1000円を超えた。

 午後には一部の銘柄で買い戻しが入り、日経平均株価の終値は前日比881円06銭安の8276円43銭だった。

 東証1部全体の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)は同64・25ポイント低い840・86。東証1部の出来高は約32億7400万株だった。

 前日の不動産投資信託(Jリート)、ニューシティ・レジデンス投資法人に続き、10日に大和生命保険が経営破綻(はたん)に追い込まれたことで、保険株や不動産株を中心に、幅広い銘柄が売り込まれた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl
?a=20081010-00000036-yom-bus_all


感性と知性の即非融合について:感性と知性の相克へ終止符を打った不連続的差異論とPS理論
この問題はだいぶ以前に考察したことがあるが、再度確認したいと思う。よく、感性と知性の統一、統合、調和、等と言われるが、それに当たる、PS理論における自己認識知性を確認したい。
 今簡単に言うと、感性は不連続性を知性から与えられて、知性・合理性から分離する。しかし、不連続的知性がその感性にはあるのだから、知性から分離した不連続的感性は、知性との連関は保っているのである。これが、正に、感性と知性の即非様相と言えよう。言い換えると、感性は知性とは不連続であり、且つ、知性と連結しているのである。
 思えば、近代主義における両者の相克という中心的様相は、例えば、近代合理主義とロマン主義(ないしは神秘主義)という形で発現したと言えよう。この永かった闘争に不連続的差異論とPS理論は終止符を打ったと考えられる。


2008年10月09日(Thu)▲ページの先頭へ
グリースパン批判=同一性主義金融資本主義批判⇒アメリカの新経済秩序構想
グリースパン批判、即ち、同一性主義金融資本主義批判、即ち、アメリカの新経済秩序が見えてきた。

p.s. 「アングロ・サクソン型モデル」の崩壊と言われるが、それは正しくない。田中宇氏に倣えば、ユダヤ/英国型モデルという方が正しいと思う。あえて単純化して言えば、ユダヤ型モデルの崩壊であり、イエス型モデルないしは聖霊型モデルの誕生である。

参考:

ポールソン財務長官の銀行国有化案と「多極化」路線、即ち、深層差異共振経済路線

テーマ:金融・為替・株式・債券・通貨・税

ポールソン財務長官の銀行国有化案は暫定的であり、その後のことを念頭を置いていよう。田中宇氏的に言えば、多極化路線である。これは、トランス同一性主義金融資本主義(トランス・「ヤハウェ」的資本主義)であり、深層は、差異共振経済と考えられる。恐るべきアメリカ政権である。
In return, the law gives the Treasury the right to take ownership positions in banks, including healthy ones.
と言っているから、正に銀行国有化案である。
 日本の記事では、「金融機関への資本注入」と述べられているが、それより、はるかに踏み込んでいるのである。日本の新聞は死んでいる。
 またアフガニスタンの危機はイラン戦争の布石か? というより、「多極化」路線=深層差異共鳴経済路線であると考えられる。

http://ameblo.jp/renshi/
entry-10149234210.html
Japonesian Trans-Apocalypse:Trans-Modern New Platonic Trans-Creation

****************

By PETER S. GOODMAN
Published: October 8, 2008


“Not only have individual financial institutions become less vulnerable to shocks from underlying risk factors, but also the financial system as a whole has become more resilient.” ― Alan Greenspan in 2004

George Soros , the prominent financier, avoids using the financial contracts known as derivatives “because we don’t really understand how they work.” Felix G. Rohatyn , the investment banker who saved New York from financial catastrophe in the 1970s, described derivatives as potential “hydrogen bombs.”

http://www.nytimes.com/2008/
10/09/business/economy/
09greenspan.html?hp



デリバティブという同一性主義金融主義の幾何級数的バブル:近代主義の終焉とトランス・モダン自由主義
植草氏の以下の「サブプライムローンを原商品として、デリバティブが組成されることによって、巨大なポジション=想定元本が生み出されたのだ。その結果、金融商品の価格下落に伴う発生損失額が幾何級数的に拡大しているのだ。」の説明が重要である。
 「巨大なポジション=想定元本」と「金融商品の価格下落に伴う発生損失額が幾何級数的に拡大している」という点である。デリバティブの「想定元本」、これが、元凶の同一性主義金融主義の象徴である。差異価値のない、虚構(「思惑」=投機)の同一性価値を「幾何級数」的に肥大化させたのである。
 哲学的には、「身体」ないしは「地」の喪失である。PS理論的には、差異共振性の喪失である。ここに哲学的には、近代的自我主義(近代的個人主義)の限界があると言えよう。すべてを、固定した「自我」という核を基盤として、近代主義的自由主義を構築してきた。そう、言い換えると、近代主義的経済に欠落しているのは、量子力学である。「自我」は「粒子」であり、「波動」の即非相をもつのである。「自我」は、「波動」において、他者=差異と共鳴することになるのである。つまり、トランス「自我」へと変換するのである。これは、ポスト・モダンを超克したトランス・モダンである。
 トランス・モダン的「現象学的還元」によって、交換価値は、差異共振価値へと還元されるのである。正しく言えば、交換価値は、同一性価値(「粒子」)と差異共振価値(「波動」)に還元されるのである。後者は同一性価値評価からは「不可視」である。いわば、精神経済価値であるからである。しかし、それが、新共同体形成価値である。
 先に述べたように、近代的自由主義の終焉であり、トランス・モダン自由主義(自由共同体主義)へとパラダイム・チェンジする必然性があると言えよう。今はここで留める。

p.s. トランス・モダンはトランス構造主義である。構造主義やポスト・モダン(ポスト・構造主義)は、デリダ哲学(但し、先に述べたように、デリダ哲学自体に限界があるのであるが、ここでの問題に関係させれば、同一性主義と同一性を混同しているという誤謬があるのである)を除いて、差異と同一性の連続性に基づいている。そして、これが、デリバティブの発想にあると思える。つまり、崩壊した同一性主義的金融資本主義とは、構造主義ないしはポスト・モダンなのである。
 今日、そこから、真の脱却、トランス・モダン・エクソダスが求められているのである。

******************

2008年10月 8日 (水)
日米株価急落と金融危機の深層
・・・・・

米国政策当局は、ベア・スターンズ社買収に290億ドルの特別融資を実行、政府住宅公社救済に2000億ドル、AIG救済に850億ドル、金融安定化法で7000億ドルの公的資金枠をすでに用意した。これだけで100兆円を優に上回る。また、アブダビ、クウェート、サウジアラビア、シンガポール、中国などの政府系ファンドも昨年11月以来、兆円単位の資金を米国金融機関に投入してきている。

それにもかかわらず、金融市場の動揺がまったくおさまらない。その最大の理由は、「レバレッジ」である。「レバレッジ」とは「てこ」のことだ。「デリバティブ」と呼ばれる金融派生商品が急激に拡大した。「デリバティブ」の最大の特徴は、「投資元本」に対する「想定元本」が幾何級数的に大きいことである。サブプライムローンを原商品として、デリバティブが組成されることによって、巨大なポジション=想定元本が生み出されたのだ。その結果、金融商品の価格下落に伴う発生損失額が幾何級数的に拡大しているのだ。

http://uekusak.cocolog-nifty.
com/blog/2008/10/post-0196.html
植草一秀の『知られざる真実』

参考:

Stocks Volatile After Rate Cuts
By DAVID JOLLY, BETTINA WASSENER and KEITH BRADSHER 22 minutes ago

Stock markets gyrated on Wednesday despite the action by central banks.

http://www.nytimes.com/2008/
10/09/business/09markets.html?hp



2008年10月08日(Wed)▲ページの先頭へ
検討問題:同一性主義金融資本の問題:交換価値的市場原理廃止と使用価値的市場秩序構築
今は問題提起であるが、サブプライム等や投資会社の問題であるが、結局、本来、交換価値(貨幣価値)とは、商品を売買するときに、使用される価値であり、それ自体を商品にするのは、本末転倒である。あくまで、交換価値は従の立場になくてはならない。だからと言って利子を禁止するという考えではない。
 交換価値が肥大化(バブル化)しないように、交換価値に対するチェック機能が必要だと思えるのである。投機や不動産に対しては、重税をかけるようにすべきだと思う。
 これは規制なのだろうか。規制と言えば規制にはなるが、経済の本質から出てくる秩序原理である。そう、経済秩序原理が今日喪失しているのである。とまれ、今は交換価値の肥大化に対する政治経済のコントロール機構の必要を提示するに留めたい。
 そう、これは、使用価値の取引が主であるべき市場秩序を保つための機構である。交換価値が商品となり、市場で取引されると、経済秩序は不健全となり、バブル化して、崩壊するのである。
 交換価値=同一性主義的市場原理を廃棄して、使用価値=差異価値的市場秩序を新構築する必要があるということになろう。

**************

サブプライムローン問題で分かりにくいところ

 国内外の株価が急落した。米国のサブプライムローンの焦げ付き問題が原因と報じられているが、何割くらいの人が、どのような形で、原因と結果の結びつきを理解しているかが気になるところだ。「アメリカの住宅ローンの問題で、なぜ日本の株価まで下がるのか」と、ふに落ちない方もいらっしゃるだろう。

http://www.yomiuri.co.jp/
atmoney/yamazaki/at_ya_
07082401.htm

**************

金融危機めぐり応酬、マケイン氏挽回ならず…候補者討論会

10月8日11時51分配信 読売新聞

 【ナッシュビル(米テネシー州)=五十嵐文】米大統領選候補の共和党ジョン・マケイン上院議員(72)、民主党バラク・オバマ上院議員(47)による第2回討論会が7日夜(日本時間8日午前)、南部テネシー州ナッシュビルで開かれた。

 金融危機の影響で劣勢に立たされたマケイン氏は、激しくオバマ氏を批判して挽回(ばんかい)を狙ったが、直後の世論調査で「オバマ氏優位」の結果が出るなど、形勢逆転には至らなかった。

 今回の討論会は、司会者に加え、有権者の質問に候補が答える「市民対話集会」方式で行われた。

 前半の質問は、金融危機をはじめとする経済問題に集中。マケイン氏は、低所得者向け住宅融資「サブプライムローン」問題で批判されている連邦住宅貸付抵当公社などの関係者はオバマ氏の「仲間や友人」で、民主党はこれら機関から多額の選挙資金を受け取ってきたと指摘した。

 これに対し、オバマ氏は、マケイン陣営の幹部も、ロビイストとしてサブプライム問題に関与したと逆襲。「マケイン氏は(金融)市場に好き勝手させれば繁栄すると言っていたが、そうならなかった」と述べ、マケイン氏の規制緩和政策が金融危機の一因だと主張した。

 外交問題では、マケイン氏が、パキスタン政府の了承抜きで同国内の国際テロ組織アル・カーイダ拠点を攻撃しても構わないとするオバマ氏の主張を取り上げ、「私ならオバマ氏のように手の内をさらしたりしない」と批判、オバマ氏の最高司令官としての資質に疑問を呈した。

 一方、オバマ氏は、イラク戦争を支持したマケイン氏は「ブッシュ大統領のチアリーダーだ」と決めつけた。

 討論会直後のCNNテレビの視聴者調査では、オバマ氏優勢が54%で、マケイン氏優勢の30%を上回った。CBSテレビが態度未定の有権者を対象に実施した調査でも、オバマ氏40%、マケイン氏26%だった。

 最後の大統領候補討論会となる第3回は15日、ニューヨーク州で開かれる。
http://headlines.yahoo.co.jp/
hl?a=20081008-00000017-yom-int




円の金利の切り上げと日本国の精神経済的独立
やはり、円の金利を上げる必要があるのではないだろうか。アメリカの同一性主義金融資本権力に押されて、今日の外資中心の相場ができたと考えられるのである。
 日本国は個として、特異性として、自己を主張すべきである。アメリカの何を恐れているのか。日本国の中枢が売国・亡国の徒では、日本経済に未来はない。

<東証>終値は952円安の9203円 戦後3番目の下げ率

10月8日15時6分配信 毎日新聞

 8日の東京株式市場は、前日の米国株価が急落したことなどを受け、取引開始直後からほぼ全面安の展開となった。日経平均株価は5営業日続落、一時、前日終値比996円09銭安の9159円81銭まで値下がりした。終値は同952円58銭安の9203円32銭だった。下落率は9.38%で、戦後3番目の下げ率となった。終値で1万円を割り込んだのは03年12月以来4年10カ月ぶり。この株価は03年6月30日以来約5年3カ月ぶりの安値水準となる。

 TOPIX(東証株価指数)も5日続落し同78.60ポイント安の899・01で取引を終えた。900ポイント割れは03年6月26日以来5年3カ月ぶり。

 一方、アジアの主要株式市場でも大幅下落が続いた。

 香港株式市場のハンセン指数や台湾市場の下落率が5%以上となったほか、中国の上海総合指数も3%下落した。シンガポール、豪州も同5%近く、韓国市場は6%以上下落している。インド市場も7%を超す下落幅となっており、世界同時株安の連鎖が止まらない状況だ。【野原大輔】

http://headlines.yahoo.co.jp/
hl?a=20081008-00000062-
mai-brf


「戦略倒産」と差異共振経済:「ユダヤ系」同一性主義資本VS「非ユダヤ系」差異共振主義資本
以下の論考は、先に言った「ロスチャイルド」VS「ロックフェラー」の闘争とすこし通じるものがあるが、やはり異なる。
 以下の田中氏の説明であるが、「軍産英イスラエル複合体」を解体して、ユダヤ的なネットワークの再構築を狙っているということであるが、それでは矛盾するのではないだろうか。何故なら、「軍産英イスラエル複合体」は正にユダヤ的なネットワークであり、同じ、そのユダヤ的ネットワークを自壊させて、多極的な、ユダヤ的なネットワークを構築するというのは、自己矛盾ではないだろうか。
 やはり、「ロスチャイルド(ユダヤ系)」(同一性主義資本)VS「ロックフェラー(非ユダヤ系)」(差異主義資本)の対立を見る方が整合性がある。
 新経済として、非兌換通貨のドルを廃止して、新通貨へと移行する可能性はあるだろう。また、同一性主義金融を廃止するのではないだろうか。差異価値形成の金融へと転換するのではないだろうか。
 とまれ、日本も差異価値主義資本主義へと疾く転換すべきである。自由共同体資本を進展すべきである。

***************

米系有名投資銀行の破たん、実は“戦略倒産”だった?
選択的に“救済”するブッシュ政権

前回のこのコラムで 9月14日、別名「血の日曜日」前後にNYマーケットで生じた、“越境する投資主体”を巡る惨劇についてご紹介した。その後、事態はリーマン・ブラザーズの経営破たんにとどまらず、保険大手AIG、さらには投資銀行第2位のモルガン・スタンレーの経営危機までもが取りざたされるに至り、金融マーケット関係者にとっては、正に「阿鼻叫喚の地獄図」といったところだろう。

http://money.mag2.com/invest
/kokusai/2008/09/post_82.html
元外交官・原田武夫の『国際政治経済塾』

We're Not Headed for a Depression
No, this isn't the crisis that kills global capitalism.
By GARY S. BECKER
In order to promote a much smoother functioning of the financial system, it is paramount to distinguish between the immediate steps needed to cope with the present crisis and the long-run reforms needed to reduce the likelihood of future crises. Let's start with the short-run fixes.
http://online.wsj.com/article/
SB122333679431409639.html


参考:

・・・・・
もう一つ、覇権と金融の関係で言うと、今回の米投資銀行の連続破綻は、ロンドンに数十行あった「マーチャントバンク」(英国式の投資銀行)のほとんど全てが1960−70年代に破綻したことと歴史的な類似性・連続性がある。マーチャントバンクは、ユダヤ人資本家が15世紀にスペインから追い出された後、オランダやイギリスなどに作った歴史があり、以前に書いた「金融ユダヤネットワーク」の一部である。(関連記事その1 、その2 )

 彼らは、第2次大戦後、英の覇権が終わった1960年代(1967年の英軍スエズ以東撤退など)に合わせ、ロンドンの店をたたみ、それ以前から店を出していた米ニューヨークに移転した。ロンドンのマーチャントバンクに代わって、世界の金融の中心となったのが、ゴールドマン、リーマン、メリル、モルガン、ベアスタといったNYのインベストメントバンク(投資銀行)だった。NY投資銀行は、1980年代の米英金融自由化によって、先日まで大儲けしていたレバレッジ式(債券型)金融業態を急拡大し、既存型(預金型)の金融システムと同規模の10兆ドルの「影の金融システム」(無規制で情報開示もなく実体が不明だから「影のシステム」と呼ばれている)を作り上げた。

 しかし9月22日には、生き残っている2つのNY投資銀行(ゴールドマンとモルガン)が「投資銀行の経営モデルは破綻した」と認めたとの記事が出た。6月にイギリス銀行協会の会長が言っていたことが、現実となった。(関連記事その1 、その2 )

 今、米の単独覇権が崩れ、中露などBRICとの覇権の多極化(共有化)が起こる中、NYの投資銀行が破綻し、影の金融システムが大崩壊している。NY投資銀行を引き継ぐユダヤ的金融資本の中心がないまま、米の覇権は崩壊していく。中国や産油国の「政府投資基金」(SWF)は登場したが、それらは非欧米の外国政府の所有であり、NY資本家が入り込む余地は少ない。ユダヤ的金融資本家たちは、何をしようとしているのか。(NY資本家にはユダヤ人が多いが、ロックフェラーなど非ユダヤもいるので、総称して「ユダヤ的」と書いた)

 おそらくNY資本家は、第二次大戦以来、米の覇権を牛耳ってきた軍産英イスラエル複合体を潰すため、いったん米の覇権を自滅させる策略をやっている。複合体が強い限り、中露や中東など多くの発展途上国の成長が阻害され、世界経済の成長が抑制されているからだろう。NY投資銀行を含む米の覇権がいったん潰れ、国際政治における軍産英イスラエル複合体の力が衰えた後、覇権が多極化された新体制(これが「新世界秩序」と呼ぶべきものだろう)になってから、ユダヤ的なネットワークが再構築され、世界経済の成長が再開されるのではないかと予測している。

http://tanakanews.com/
080922bank.htm
全ての不良債権を背負って倒れゆく米政府
2008年9月22日  田中 宇

***************

●大前研一:今、米国の金融業界に起きていること


http://www.nikkeibp.co.jp/
article/news/20081007/103143/


トランス・モダン世界経済へ向けて:トランス同一性価値主義
以下の『世に倦む日々』氏の米国金融崩壊批判は、「人情」としては、理解できるが、資本より労働をという発想は、マルクスに逆戻りの反動である。
 資本主義を労働価値説で説くとはまったく資本主義がわかっていないのである。資本主義の本体(「イデア」)は差異共振価値であり、出口(「現象」)が同一性価値なのである。この同一性価値が差異共振価値を破壊することに資本主義の根本的問題があるのである。この点ではマルクスよりプルードンの方が資本主義を理解していたと言えるだろう。(しかし、先に触れたように、プルードンは差異を捉えていなかったと思う。つまり、社会集合力というプルードンの考え方は、差異共振価値に通じるのであるが、しかし、差異ではなく、同一性価値の集合性を捉えていたのではないかと思われるのである。)
 
******************

NY株-1万ドル割れ、為替-1ドル101円、原油-1バレル87ドル台


昨夜(10/6)の午後11時14分にNYSEが1万ドルの大台を割るのを確認した。午後11時前からチャート をずっと見ていたが、DOUもNASDAQも下げ足がとても速く、グラフの折れ線が急下降して、1万ドルを切ってからも下げ足は止まらなかった。為替もすぐに1ドル101円台になった。原油のチャートは1バレル90ドル近辺で上下を続けたが、結局、取引が終わった時点で87ドル台 にまで値を下げた。
http://critic5.exblog.jp/9640964/
世に倦む日日


2008年10月07日(Tue)▲ページの先頭へ
量子論と日本人:粒子と波動の相補性と即非性と神道/仏教
思うに、日本人にとって、量子論とは、日本文化の根源にあるようなもので、いわば、お家芸ではないだろうか。つまり、粒子と波動の相補性とは、正に、即非性であり、神道/仏教の伝統をもつ日本人には、いわば、正に自然なのである。
 「対称性の自発的な破れ」とは、正にMedia Pointの様相であり、また、六種類のクォークとは、(+i)*(-i)の三元論と(-i)*(+i)の三元論の和で説明できないか。神秘学的には、ダビデの星が、六を意味する。天と地の調和数、また、八卦の六である(2^6=64)である。

ノーベル物理学賞に日本人3人

10月7日19時25分配信 産経新聞

ノーベル物理学賞に日本人3人

拡大写真

ノーベル物理学賞を受賞した(左から)小林誠、益川敏英、南部陽一郎の3氏(写真:産経新聞)
 スウェーデン王立科学アカデミーは7日、2008年のノーベル物理学賞を高エネルギー加速器研究機構の小林誠名誉教授(64)と益川敏英京都大名誉教授(68)=京都産業大教授、米シカゴ大の南部陽一郎(87)の3氏に授与すると発表した。授賞理由は「小林・益川理論」と「対称性の自発的な破れ」による素粒子物理学への貢献。宇宙や物質の成り立ちにかかわる根源的な現象を解明し、素粒子物理学の基礎となる「標準理論」を構築した功績が評価された。日本人のノーベル賞は6年ぶりで、共同受賞は初めて。

【写真】笑顔満開! 会見に臨んだ益川敏英氏

 日本人のノーベル賞受賞者は2002年の小柴昌俊氏(物理学)、田中耕一氏(化学)以来。南部氏は福井県出身で米国籍。物理学賞は故湯川秀樹氏、故朝永振一郎氏、江崎玲於奈氏、小柴氏に続く受賞。授賞式は12月10日、ストックホルムで行われ、3氏に賞金計1000万スウェーデンクローナ(約1億8000万円)が贈られる。
http://headlines.yahoo.co.jp/
hl?a=20081007-00000572-san-soci



ノーベル物理学賞、素粒子研究の日本人3氏に

2008年10月7日20時47分

写真南部陽一郎さん=05年2月15日、京都大学、高橋一徳撮影

写真ノーベル物理学賞受賞の喜びを語る高エネルギー加速器研究機構名誉教授の小林誠さん=7日午後8時4分、東京都千代田区、小林正明撮影

写真ノーベル物理学賞を受賞し、会見する京都産業大の益川敏英教授=7日午後7時19分、京都市北区、山本裕之撮影

写真 拡大日本人のノーベル賞受賞者

写真 拡大物理学、化学、医学生理学各賞の国別受賞者数

 スウェーデン王立科学アカデミーは7日、今年のノーベル物理学賞を、米シカゴ大名誉教授で大阪市立大名誉教授の南部陽一郎氏(87)=米国籍=、高エネルギー加速器研究機構(茨城県つくば市)素粒子原子核研究所の元所長・小林誠氏(64)と京都大名誉教授で京都産業大理学部教授の益川敏英氏(68)の3人に贈ると発表した。日本人が3人同時受賞したのは初めて。

 日本人のノーベル賞受賞は02年以来で13、14、15人目。物理学賞は同年の小柴昌俊・東京大特別栄誉教授に続き、5、6、7人目。賞金は1千万スウェーデンクローナ(約1億4千万円)で、南部氏に半分を、小林、益川両氏に4分の1ずつをそれぞれ贈る。授賞式は12月10日、ストックホルムである。

 南部さんの授賞理由は「対称性の自発的破れの仕組みの発見」。物質をつくる素粒子になぜ質量があるのか、という根源的な謎を解き明かす理論をつくり、その後の素粒子物理学の発展に大きな影響を与えた。

 「左右対称」とは、一般に左右を逆にしても、見た目などの性質が変わらないことをいう。物理学でもこうした「対称性」は変わらず、普遍的なものと考えられてきた。

 ところが、南部氏は61年、素粒子の世界で対称性が自然に失われてしまうケースがあるという考え方を初めて提唱した。「対称性の自発的な破れ」という考え方で、これに沿って素粒子の理論を見直したところ、さまざまな謎を解く糸口が見つかった。

 素粒子の質量の起源を探る研究や、自然界に存在する力を統一的に論じる研究は、南部氏の理論を土台に発展した。南部氏は、こうした斬新な考えを次々と打ち出した。

 小林氏と益川氏の授賞理由は「CP対称性の破れに関する理論的研究」。両氏は73年、宇宙の成り立ちにかかわる「CP対称性の破れ」という現象を説明するには、物質をつくる基本粒子「クォーク」が6種類必要だと予言した。

 この予言は、各種の実験でその正しさが確かめられ、素粒子物理学の基礎である「標準理論」の柱に発展した。

 「CP対称性の破れ」は、物質を形づくる「粒子」と、性質がさかさまの「反粒子」が、本来は対等であるはずなのに、崩壊のしかたが厳密には対等でなくなる現象を指している。64年に、米国の実験で「破れ」が発見されていたが、うまく説明する理論がなかなか現れなかった。

 小林・益川理論では、それまでは4種類と考えられていたクォークを6種類にする、という枠組みを導入した。クォークは実際には少しずつ別の種類と混ざり合って存在している。種類を増やすことで、対称性の「破れ」を鮮やかに導き出してみせた。

 当時、クォークの想定は4種類で、しかも3種類しか確認されていなかった。単独の粒子として取り出せないこともあって、存在自体を疑問視する専門家さえいた。

 小林、益川両氏は名古屋市出身。名古屋大で理論物理学を学んだ。この研究を発表したのは、ともに京都大助手だった73年。その後、小林氏は高エネルギー加速器研究機構教授、益川氏は京都大基礎物理学研究所長などを務めた。

http://www.asahi.com/science/
update/1007/TKY200810070297.html



* 【ノーベル物理学賞】素粒子物理学の世界に金字塔「小林・益川理論」
* 【ノーベル物理学賞】風呂あがりに浮かんだ「小林・益川理論」 研究秘話
* 【ノーベル物理学賞】素粒子物理学の基礎「標準理論」を築く 小林、益川両氏

http://sankei.jp.msn.com/culture
/academic/081007/
acd0810072037011-n1.htm


受賞の3氏、素粒子「標準理論」に大きく貢献


ノーベル物理学賞に日本の3氏(7日)──南部陽一郎氏は米シカゴ大教授だった1961年、低温で物質の電気抵抗がゼロになる超電導の理論をヒントに、「対称性の自発的破れ」という考え方を編み出し、それを素粒子物理学に応用した。

 これは、なぜ物質が質量(重さ)を持つのかという根源的な疑問に解答を与える画期的なもので、素粒子論の一般的考え方「標準理論」の基礎になった。

 超電導は、普段は決して重なり合わない二つの電子がペアを作って“固まる”ことで起きる。この状態になると、電子は金属の構成粒子に邪魔されずに、金属の中を移動できる。南部氏は、この対称性の破れを、真空に適用した。真空は、実は見えない双子粒子が対になって固まったもので満たされており、そこを他の物質が通るときに、真空を満たした双子粒子がからみつくことで、物質に質量が生じることを示した。 

 小林誠、益川敏英両氏が受賞した業績は、基本粒子のクォークが3世代6種類以上だと「粒子のCP対称性の破れ」が説明できるとする「小林・益川理論」だ。1973年2月の論文で発表した。

 物質は原子からなり、原子は陽子、中性子、電子といった粒子で出来ている。長い間、これらが物質の最小単位と考えられてきたが、種類がどんどん増え、基本的な単位とは考えにくくなった。それらの粒子を構成する要素として提案されたのがクォークだ。「小林・益川理論」はクォークがまだ3種類しか見つかっていなかった時代に、6種類以上存在することを予言した。

 137億年前の宇宙誕生時には、たとえばマイナスの電気を帯びた「電子」とプラスの「陽電子」は、同じだけあった。それが今ではその「対称性」がくずれ、陽電子はほとんどなくなってしまったが、それは「CP対称性の破れ」という現象が起きたためとされる。その破れが起きるためには、6種類以上のクォークが必要になった。小林・益川理論は、この宇宙の姿を説明する素粒子の「標準理論」に大きく貢献したことが、高く評価された。
(2008年10月7日23時04分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/science
/news/20081007-OYT1T00717.
htm?from=navr


【ノーベル物理学賞】素粒子物理学の世界に金字塔「小林・益川理論」 (1/3ページ)
2008.10.7 20:28
京都大助手時代の小林誠氏(左端)と益川敏英氏(前列左)=京大理学部の研究室で 京都大助手時代の小林誠氏(左端)と益川敏英氏(前列左)=京大理学部の研究室で

 ノーベル物理学賞に輝いた高エネルギー加速器研究機構の小林誠名誉教授(64)と京都大の益川敏英名誉教授(68)は、物質の究極の姿を理論的に解明し、宇宙の成り立ちに明確な根拠を与えた。6種類のクオークを予言した先見性と独創性は国際的に高く評価され、素粒子物理学の世界に金字塔を築いた。(長内洋介)

 物質は原子が集まってできている。原子は中心部に原子核、その周囲に電子がある。原子核は陽子と中性子に分けられ、これらはさらに小さい「クオーク」という複数の粒子でできている。

 クオークのように、これ以上細かくできない物質の最小粒子を「素粒子」という。素粒子にはクオークのほか、電子やニュートリノなどの「レプトン」と呼ばれるグループなどがある。

 こうした物質の基本構造は、1960年代に次第に明らかになった。しかし、当時はクオークが全部で何種類あるか分からず、さまざまな理論が提唱されては消えていく混沌の時代だった。


消えた「反粒子」

 当時の素粒子物理学は、もうひとつ未解決の難題を抱えていた。それは「反粒子」と呼ばれる奇妙な粒子が、宇宙からなぜ消えたのかという大問題だった。

 宇宙は約137億年前、ビッグバンと呼ばれる大爆発で誕生し、物質はその直後、大爆発のエネルギーが転化して生まれた。現在の宇宙の物質はクオークなどの粒子でできているが、宇宙誕生時には、粒子と質量が同じで、電荷が反対の「反粒子」も同じ数だけ生まれたとされる。

http://sankei.jp.msn.com/culture
/academic/081007/acd08100720
36008-n1.htm


【ノーベル物理学賞】素粒子物理学の世界に金字塔「小林・益川理論」 (2/3ページ)
2008.10.7 20:28
京都大助手時代の小林誠氏(左端)と益川敏英氏(前列左)=京大理学部の研究室で 京都大助手時代の小林誠氏(左端)と益川敏英氏(前列左)=京大理学部の研究室で

 粒子と反粒子が出合うと光(エネルギー)に変化し、どちらも消滅してしまう関係にある。もし宇宙に今も反粒子がたくさんあれば、粒子でできている銀河や地球は消滅してしまう。ところが幸いなことに現在の宇宙に反粒子は見当たらない。

 その理由は、粒子と反粒子のわずかな性質の違いにある。反粒子は粒子よりも生き残る確率が低いため、次第に姿を消し、宇宙は粒子だけが生き残るように進化したのだ。この両者の性質の違いを「CP対称性の破れ」という。

 1964年、米国の物理学者らが中性K中間子の崩壊過程で、CP対称性の破れが実際に起きることを初めて発見した。しかし当時の世界の物理学者たちは、この現象がなぜ起きるのかを説明できなかった。


大胆に予言

 小林、益川両氏が1973年に発表した新理論は、素粒子物理学が直面していたこれらのパラドックスを解決に導く画期的なものだった。

 クオークは当時、「アップ」「ダウン」「ストレンジ」の3種類が発見されていたが、これだけではCP対称性の破れを説明できない。小林・益川理論は、6種類あれば対称性の破れが起きるとする「6元モデル」を初めて提唱。3種類しか見つかっていない時代に、大胆な予言だった。

 クオークは質量によって、「世代」と呼ばれる1対のペアに分類される。ペア同士は、ある条件下で相互に入れ替わる性質があり、例えば第1世代はアップとダウンが入れ替わる。この“変身”は異なる世代間でも可能だ。小林・益川理論は、変身が3世代にまたがって起きるとき、対称性が破れることを理論的に証明した。つまり、この世には3世代=6種類のクオークが存在すると結論付けたのだ。

http://sankei.jp.msn.com/culture/
academic/081007/acd081007203
6008-n2.htm


【ノーベル物理学賞】素粒子物理学の世界に金字塔「小林・益川理論」 (3/3ページ)
2008.10.7 20:28
京都大助手時代の小林誠氏(左端)と益川敏英氏(前列左)=京大理学部の研究室で 京都大助手時代の小林誠氏(左端)と益川敏英氏(前列左)=京大理学部の研究室で


標準理論の骨格

 小林・益川理論の予言は次々に的中した。発表翌年の74年に4番目のクオーク「チャーム」、77年に3世代目にあたる5番目の「ボトム」、95年には最後の「トップ」が発見され、6元モデルの正しさが実証された。その後の研究から、7番目のクオークは存在しないとみられている。

 一方、CP対称性の破れについて、小林・益川理論は中性K中間子の実験結果を矛盾なく説明することに成功。さらにB中間子でも破れが起きることが予言され、高エネ研と米スタンフォード線形加速器センターが検証実験を行った。2001年の分析結果では、B中間子の崩壊過程でも破れが起き、その測定結果は理論値とピタリと一致。理論の正しさは揺るぎないものとなった。

 小林・益川理論はクオークなどに働く「弱い力」と電磁気力を統一したワインバーグ・サラム理論、クオークの相互作用を支配する「量子色力学」とともに、素粒子論の基礎となる「標準理論」の骨格となった。


独創の系譜

 近年の素粒子研究は、標準理論の枠組みを超える未知の現象や、新粒子の発見を目指す次のステージへ移行しつつある。しかし、小林・益川理論は、現在でも素粒子分野の論文の被引用件数で世界の歴代2位を誇るなど、その学術的な価値は色あせていない。

 ワインバーグ・サラム理論は79年、中性K中間子での対称性の破れの発見は80年に、それぞれノーベル物理学賞を受賞。小林・益川理論は実証に約30年を要したが、近い将来の受賞が確実視されていた。

 小林、益川両氏が名古屋大時代に師事したのは、「坂田モデル」で知られる故坂田昌一博士。坂田氏は、故湯川秀樹博士の「中間子論」を支えた人物だ。小林、益川両氏の受賞からは、湯川博士以来、脈々と続いた日本の独創的な素粒子研究の系譜が読み取れる。

http://sankei.jp.msn.com/culture
/academic/081007/acd08100720
36008-n3.htm

記事URL | コメント | ペタ | もっと!


都市住民と農林水産業民の共生資本主義:トランス・モダン共生主義
思うに、都市住民と農林水産業民の共生資本によって、生活の資を確保するというトランス・モダンの方策もあるのである。その結果、都市住民は安価な、安全な食料や資材を得、また、農林水産業民は都市住民の資金を得て、トランス・モダンな農林水産業を発展させることができよう。当然、そこには、文化・芸術も入ってくるのである。

*******************

東京株、4日間で1200円安=一時1万円割れ

 7日の東京株式市場では、金融危機に端を発した世界的な景気後退懸念を背景に売られ、日経平均株価の終値が前日比317円19銭安の1万0155円90銭と4日続落した。日経平均は4日連続で今年最安値を更新し、この間の値下がり幅は1200円を超えた。
 東証1部全銘柄の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)も21.44ポイント低下の977.61と、連日で年初来安値を更新した。出来高は29億6513万株。
 同日は、6日の欧米株が急落した流れを引き継ぎ、取引開始直後から売り注文が殺到した。日経平均は一時500円超下落し、2003年12月以来4年10カ月ぶりに1万円を割り込む局面があった。しかし、売り注文が一巡した後は、値ごろ感からの買い戻しが活発化し下げ渋った。自動車、ハイテクなど輸出関連株が値下がりした一方、金融の一部や不動産など内需関連株の上昇が目立った。(2008/10/07-16:04)

http://www.jiji.com/jc/c?g=
eco_30&k=2008100700659&j1


ノンリコース・ローンと「地」又は「身体」:近代合理主義経済からMedia Point経済へ
以下は明快なノンリコース・ローンの説明である。結局、「地」ないしは「身体」を放棄することの危険と関係しよう。つまり、個という土台の必要である。これは、Media Pointであり、近代合理主義/近代的自我によって、放棄されたものである。

********************

ノンリコースローンとCMBSレンダー
テーマ:経済

 『週刊東洋経済』(2008.10.4号)には「CMBSレンダーとBSレンダー」についての解説がありました。


 これは不動産購買に関わるお金の貸し手について、不動産向けのノンリコースローンに関する解説となります。


 ノンリコースローンとは、借り手が借りた全額の返済責任を負わないで済むこともあり得るローンのことです。これは、万一にも返済ができなくなった場合、借り入れの際に約束した担保を差し出せば、それ以上責任が追及されないというローンです。

http://ameblo.jp/adco/entry-10148014709.html
スロー人ロハスだもす


Kaisetsu氏が、米国金融破綻に関わる一連の重要な具体的な指針を提起されている。
Kaisetsu氏が、米国金融破綻に関わる一連の重要な具体的な指針を提起されているので、参照されたい。

*****************

政府、日銀は、円・ドル100円時点で、円ドル固定と金銀兌換を!!
2008.10.07 Tuesday
政府、日銀は、民主党などの野党党首との全体的な会議を即座に開き、

一、 「円ドル100円」での、円ドル固定
二、 金・銀本位制への回帰
三、 デノミ(1ドル、1円)のために、新円紙幣の発行
http://blog.kaisetsu.org/?month=200810
『海舌』 the Sea Tongue by Kaisetsu


2008年10月06日(Mon)▲ページの先頭へ
検討問題:世界経済の行方:2008米国金融破壊とトランス資本主義進化
今は余裕がないので、一言述べるだけであるが、先に、「ロスチャイルド」VS「ロックフェラー」の図式を提起したが、このカギ括弧に注意していただきたい。これは、それぞれの財閥系を指すのではなく、質的に異なる経済様式を指すのである。
 とまれ、これまでの世界経済分析で鋭敏なものは、田中宇氏であろう。私は先に多極化幻影論が出したが、どうも私の方が間違っていたようだ。しかしながら、既述したように、多極化は表面的であり、本質は、差異共振資本経済路線と考えられる。
 対立図式の意味するものは、周到な大規模な計画である。ある意味で革命的な出来事である。そう、2008年金融革命と言えるかもしれない。すなわち、同一性主義金融資本主義の破壊を目指した、差異共振主義資本主義「革命」と考えられるからである。
 思うに、2008金融進化によって、世界の同一性主義金融資本主義は解体して、世界経済は「相転移」を行うはずである。そう、トランス・モダン経済進化と言ってもいいだろう。
 とまれ、米国の経済中枢は、具体的なプランを当然もっているだろう。それはどうなのか。


2008年10月05日(Sun)▲ページの先頭へ
検討問題:米国金融崩壊の深層を探る:グローバリスト(世界派)VSネイティビスト(民族派)?
以下のブルームバーグによる記事は、リーマン崩壊の原因はJPモルガンが資金を提供しなかったことにあると述べている。
 そこで、先に想定したロスチャイルドの覇権を想起したのであるが、検索して、新たに想定できることは、逆であり、JPモルガンはロックフェラー側であり、リーマンはロスチャイルド側であるのではないかということである。
 だから、ゴールドマンとJPモルガンの確執があることになるだろう。先に否定した田中宇氏の多極化論であるが、ロックフェラー=多極化路線(本当はグローバリスト路線であり、PS理論から言うと、深層は差異共振路線である。)で、ロスチャイルド=民族的帝国路線となる。
 そのように見ると、田中氏の多極化論は生きていることになる。先の私の考えは、同一性主義金融資本の自壊過程が、多極化現象に見えるのであり、多極化は幻影であると言った。
 そのときは、ロックフェラー=グローバリスト路線については、知らなかったので、そのように判断したのである。
 しかし、グローバリスト路線を考えると、一種多極化のように見える。しかし、やはり、グローバリスト路線の深層は多極化というよりは、差異共鳴資本主義である。
 とまれ、「ロックフェラー」=グローバリスト路線を変数に入れることで、米国金融崩壊の意味がクリアになるだろう。マケイン候補は「ロスチャイルド」側であり、オバマ氏は「ロックフェラー」側となろう。
 そう、やはり、米国は今日、同一性主義金融資本主義(「ロスチャイルド」=ネイティビスト(民族派)=「帝国資本主義」)と差異共鳴主義資本主義(「ロックフェラー」=グローバリスト(世界派)=トランス・キャピタリズム)が超激突争闘しているということになりそうである。

追記:穿って言えば、サブプライムやCDSは、ネイティビストに対するグローバリストの戦術だったのかもしれない。劇薬を飲ませる作戦に出たのかもしれない。

****************

「ロックフェラー 対 ロスチャイルド」説の研究


〜 アメリカとイギリスの対決の歴史 〜


■■■第1章:「ロックフェラー対ロスチャイルド」説の登場

http://hexagon.inri.client.jp
/floorA6F_he/a6fhe600.html

***************

Lehman Cash Crunch Caused by Lender JPMorgan, Creditors Say

By Linda Sandler and Jeff St.Onge

http://www.bloomberg.com/apps
/news?pid=20601109&sid=
aOBEg1wAitck&refer=exclusive

***************

経済破局は来るのか?
185928 リーマン破綻・メリル身売りはロックフェラーの仕掛け?

新里勝一郎  ( 25 沖縄 社会人 ) 08/09/17 PM10 【印刷用へ 】
今回のリーマン・ブラザーズ破綻とメリル・リンチのバンカメ身売りは、ロックフェラー側のロスチャイルドへの仕掛けだと思った方が良さそうだ。
http://blog.trend-review.net
/blog/2008/10/000842.html
日本を守るのに右も左もない

****************

ロスチャイルドとロックフェラー〜第一章〜


 ロスチャイルドとは泣く子も黙る大財閥であり、ロックフェラーもアメリカを代表する大財閥であるが、両者が争っていた(ように見える)のは今は昔、第二次世界大戦(アメリカのロックフェラーがナチスに金を貸し、戦争が可能な状況を作り出しそれを叩いた出来レース)までである。さて、今回は代表的なロスチャイルド銘柄をご紹介しよう。
http://maimaikaburi.blogspot
.com/2006/02/blog-post_20.html

Maimaikaburi


newspaperと新聞の違い:文書と紙:新聞と「新文」(新記)
テレグラフ紙の記事は、読み物になっていて、おもしろい。日本の新聞記事は、味気ない事実の羅列が多いのと対照的である。前者は自分の目と耳と身体と思考で書いているのがわかるのである。
 newspaperにはpaperがあり、新聞には、「紙」がない。新聞紙はもはや新聞ではない。とまれ、paperには、書物、著書、文書の意味もある。だから、あえて言えば、newspaperは、新文書である。
 とまれ、ここには、デリダが問題にした、「書く」と「聞く」の違いがありそうである。単純に言えば、「書く」には、主体性があり、「聞く」は受動的である。
 その点から言えば、新聞ではなく、「新書」であるべきだろう。あるいは、「新文」である。日本語の紙はpaperに比べて、軽い感じである。
 思うに、あえて言えば、ジャーナリズムは文学に入るのである。日本のマスコミが、魔刷り込みになっているのは、文学意識が足りないからではないだろうか。

追記:新記でもいいだろう。

Financial crisis: America and Europe attempt to stave off financial meltdown
On Friday, the US finally delivered a bailout designed to stabilise the worldwide banking crisis that threatened to plunge the world into depression. But financiers fear worse is to come.

http://www.telegraph.co.uk/finance
/financetopics/financialcrisis
/3136744/Financial-crisis-America
-and-Europe-attempt-to-
stave-off-financial-meltdown.html


2008年10月04日(Sat)▲ページの先頭へ
米国金融崩壊と米国民のトランス・モダンへの萌芽
この記事は、金融瓦解のアメリカの世情を捉えていると考えられる、辛口の記事である。結局、アメリカ国民(だけではないが)は、ウォール・ストリートへの信頼を無くしたということである。これは、正に、同一性主義金融資本主義への不信でああり、トランス・モダンへの動きを示唆すると考えられる。

Bail-out bill: Wall Street tarnished by $700bn US Congress vote - financial crisis
The legendary Bar Car on the evening commuter train from Grand Central Station was long the packed and raucous domain of swaggering Wall Street warriors grabbing celebratory drinks on the journey home after another day of telephone number deals.


By Philip Sherwell in New York
Last Updated: 1:36PM BST 04 Oct 2008

http://www.telegraph.co.uk
/finance/financetopics/financialcrisis
/3134576/Bail-out-bill--Wall-Street
-tarnished-by-700bn-US-Congress
-vote---financial-crisis.html


中井美学とPS理論:トランス・モダンとMP共振多種多様態
いわゆる、中井美学は、現代の機械/集団時代を先取りし、いわば、ポスト個人主義の可能性を唱えている。
 私の直感では、中井美学の機械/集団主義とは、プラトニック・シナジー理論(以下、PS理論)により、より精緻化できるのではないかと思えるのである。
 PS理論の中核概念である、Media Pointによって、中井美学の機械/集団主義を進化させることができると思われるのである。即ち、Media Pointは、差異同士を共鳴・共振させる力学点であり、ここで、いわば、個人主義が超克されるのである。もっとも、個人主義であり、且つ、脱個人主義(トランス個人主義)となるのではあるが。端的に、差異共鳴性・差異共振性こそ、中井美学の機械主義/集団主義の意味するものと思われるのである。
 思えば、ドゥルーズ&ガタリは、機械状のアジャンスマン(アレンジメント)を説いたが、これは、このことと同様であると考えられる。それは、人間と機械とが、アジャンスマン(共立様態)になるということであるが、正に、Media Pointによる差異共鳴・共振による事態であると考えられるのである。 結局、中井美学やドゥルーズ&ガタリの理論は差異共鳴多様態、差異共振多様態のことを意味していると考えられるのである。Kaisetsu氏の説くMedia Resonanceということである。そう、Media Point Multiple Resonanceとも呼べよう。
 この視点を敷延すれば、資本主義論にも適用できるのである。結局、資本主義の本体は、Media Point Multiple Resonanceであるが、それが、同一性価値主義=交換価値主義によって、破壊されるのであるから、Media Point Multiple Resonanceを成長させるようなトランス資本主義経済様式が必要なのである。差異共鳴主義的資本主義である。
 結局、Media Point Multiple Resonance Valueを活かす「資本」とならなくはならないのである。そう、個人主義が、近代的自我となり、この共振価値を破壊しているのであるから、やはり、脱近代的自我主義とならなくてはならないのである。
 とまれ、中井美学に戻ると、それは、この差異共鳴価値を予見していたと思えるのである。

追記:
Media Point Multiple ResonanceはMultiple Media Point Resonanceと呼ぶ方が明瞭だろう。


中井正一の『日本の美』:中井正一の復活:トランス・モダン美学へ向けて
朝日選書の『美学入門』に、『日本の美』が収められている。何というか、忘れられていた真珠のような日本美学である。
 私は昔、岡本太郎の直感の鮮烈な評論、とりわけ、『沖縄文化論』
http://www.amazon.co.jp/沖縄文化論
―忘れられた日本-中公文庫-岡本-太郎
/dp/4122026202
に強い感銘と共感をもったが、そこで、暗示されている日本美学は、中井正一の「美学」に、なにか淡々と、明瞭に表現されていると思った。
 戦後日本人が、連合国の支配に従属した日本国政府の下の教育制度によって、失わされた、奪われた日本の美がここには、じつに、てらいもなく、あからさまに、述べられているのである。
 この視点から見ると、今日の日本人、とりわけ、東京人は、戦後近代合理主義に洗脳されて、日本人の伝統的心性を失っているかがわかるのである。トランス戦後主義によって、日本の伝統に回帰すべきである。
 日本の伝統を奪われて、欧米文明に染まってしまっていると言わざるをえない。
 そう、昔、鈴木大拙の名著『禅と日本文化』を読んだとき、日本伝統文化に対する私の認識の無さに愕然として、不意打ちされた戦慄があった(今も、その衝撃は残っている)が、思うに、中井正一の『日本の美』は、鈴木大拙の日本文化論を発展的に継承するものだと直感されるのである。
 思うに、中井正一は、戦後、知識人に無視されて来たように思われるのである。黙殺である。一つの原因として、美学に対する「マルクス主義」的知識人の否定的視点があったからではないだろうか。しかし、それも妙である。中井正一は、戦前は、左翼活動により、投獄されたのであるから。
 おそらく、内的な要因は、中井の美学が時代の先に進んでいた点である。今日の情報時代になって、彼の多元的美学が認識できるようになったと言えるのかもしれない。
 自民党という戦後日本を象徴する政党が崩壊する中、中井の天才的美学に瞠目するというのも、符合的である。


美学入門 (朝日選書 (32)) (-)
中井 正一 (著)
http://www.amazon.co.jp/美学入門
-朝日選書-32-中井-正一/dp/4022591323


第千六十八夜【1068】2005年10月24日

Seigow's Book OS / GEAR
中井正一
『美学入門』
1975 朝日新聞社
http://www.isis.ne.jp
/mnn/senya/senya1068.html


「評論」に 中井 正一 「現代美学の危機と映画理論 」を掲載。(PDF 版 )(Aug15)
©社団法人日本ペンクラブ The Japan P.E.N. Club
電子文藝館編輯室


作家別作品リスト:No.1166
作家名:
中井 正一
作家名読み:
なかい まさかず
ローマ字表記:
Nakai, Masakazu
生年:
1900-02-14
没年:
1952-05-18
人物について:
「中井正一」
http://www.aozora.gr.jp
/index_pages/person1166.html



2008年10月02日(Thu)▲ページの先頭へ
検討問題:市場主義と同一性主義的金融資本主義:トランス自由主義とトランス市場主義
ポスト米国金融崩壊において、市場が問題にされている。国家規制、管理を説く論があるし、市場主義を肯定する立場も強く存在する。
 管見では、市場主義と同一性主義が混同されているように思えるのである。私は投機は原則的には禁止すべきだと思うが、市場主義は自由経済の要であると考えられるのである。
 ここでは何が問題になっているのだろうか。プラトニック・シナジー理論(以下、PS理論)から見ると、Media Pointの連続的同一性化が問題だと考えられるのである。即ち、差異と同一性との混同が問題であると考えられるのである。
 投機とは、差異という自由が同一性主義へと連続化したものと考えられる。自由主義は、差異という自由に基づくのであるが、それが、連続化のために、同一性主義になってしまうのである。
 だから、自由主義の脱連続化が必要なのである。新自由主義は、超連続化でしかなかった。いわば、トランス自由主義が必要なのである。その結果、資本は、差異共鳴志向性と同一性志向性の両極をもつことになる。だから、資本はトランス資本となる。
 そして、差異共鳴志向性のための、投資・融資は肯定されることになるし、また、同一性志向性のためのそれも肯定されることになる。だから、差異共鳴資本と同一性資本の両極が生じるのである。
 では、このとき、市場はどうなるだろうか。思うに、市場は、両極の資本(トランス資本)の転換する場となるだろう。
 わかりやすく言えば、差異共鳴資本とは、技術革新、医療・福祉・教育、文化・芸術、自然環境保持等を目的とするものである。そして、同一性資本は、生産・販売して、利益を得るものである。
 だから、トランス自由主義は基本的には二重経済である。そう、だから、市場はトランス市場となるのである。評価基準が異なるのである。正に、差異と同一性の二重基準なのである。
 今はここで留める。

参考:



エヴァ、ゲゼルの世界通貨案

エヴァと言ってもアニメではなく、ゲゼルのもう一つの代替案、世界通貨のことである。
以下、ゲゼル著相田慎一訳『自然的経済秩序』(ぱる出版p534)より
http://yojiseki.exblog.jp/7514115/
関本洋司のブログ


考察課題:差異感知性の形成の方法について:自我主義の崩壊による感性=差異の自己形成
以前にも触れたが、感覚、いわゆる、五感は、同一性と結びつきやすい。
 特に、視覚の場合、自己同一性化と結びつきやすいと考えられる。私は感覚と感性は異なると考えている。感覚は同一性と結びついたもので、いわば、同一性感覚/感覚同一性というものが考えられる。それに対して、感性は差異と結びついている。
 結局、両者の間には、本来、葛藤が生じるのであるが、近代主義は後者を抑圧して、同一性感覚を中心化している。
 感性=差異がどうして抑圧されるのかと言えば、近代的自我がそのようなものであるからである。感性=差異を否定して、同一性主義自己=自我主義を形成するのである。
 しかしながら、今日のようなハイパーの近代主義となると、否定された感性=差異は無意識化されてしまう。また、同一性主義にとって、感性=差異は恐ろしい敵のようなものである。強く言えば、殲滅すべき対象として、感性=差異は存しているのである。
 だから、感性=差異を取り戻すのは、個人にとっては、大変革である。それまでの、自我が崩壊する必要があるからである。しかし、自我の崩壊によって、感性=差異が出現して、基礎となるのである。
 現象学や芸術や宗教等は、本来、この感性=差異の目覚めを説くものであったろう。
 今はここで留める。

P.S. 先に検討問題としたが、鏡像「光学」について、検討する必要がある。この問題も中心的であり、精緻に解明する必要があるのである。
 ここで、一点をあげれば、鏡像に自己投影して、同化するときの「力」とは何かという問いである。
 ここで簡単に考えると、同一性志向性があり、それが、鏡像において、「自己」を映し、見いだすということではないだろうか。そう、以前よく用いた用語で言えば、連続的同一性である。連続的同一性の志向性がMedia Pointから発すると考えられるのである。
 そして、鏡像への同化であるが、この同化の力学・光学は何か、である。これは一種の一体感ではないだろうか。ここで、発生的に考えると、Media Pointにおいて、差異共振性がある。それは、即非様相をもっている。そして、連続的同一性志向性は、外的な同一性対象を求めているということではないだろうか。つまり、自身における同一性志向性は、同一性対象を求めるのであり、後者が鏡像であるということではないだろうか。
 これは、(+i)*(-i)⇒(+i)→(-i)⇒+1ということではないだろうか。(それとも、-1にすべきなのか。この点はおいておく。)
 +iが-iと連続化して、一致してしまう事態、これが鏡像自己形成ではないだろうか。ここでは、自己と他者が一致してしまう事態が生じているのであり、差異の喪失したまったく同一性の世界である。鏡像と同化する「力」であるが、それは、仮に、連続力と呼ぼう。それは、正に、外的現象力である。いわば、マーヤーの力である。映像力と言っていいが、外的映像力ないしは物質的映像力であり、夢のもつ内的映像力、ヴィジョン(精神)的映像力とは異なると思われる。
 とまれ、連続力が何らかの外的対象に結像することを求めると考えられる。そう、思うに、この連続力であるが、本来は、他者への志向性であるが、それが、同一性志向性へと変換していると思われるのである。
 つまり、他者志向性に裏打ちされた同一性志向性(連続力)であり、本来は他者志向性の帰結としての鏡像同化のはずである。
 本体は、差異共鳴性であるが、それが連続力のために、差異が同一性化するのである。
 思うに、ここにおいて、錯誤が生じているのである。つまり、差異と同一性とが一致するという混同が生じていると考えられるのである。これが、正に、連続的同一性である。上述した鏡像との一体感とは正に、このことを意味しよう。
 差異と同一性との一致・混同という錯誤ないし錯視、ここに、自我の根本問題があると言えよう。だから、例えば、精神と欲望の区別がつかなくなるのである。精神的心情と欲望の区別がつかなくなるのである。そして、ここで、独善性や利己主義が生まれるのである。
 差異のもつ倫理性が同一性の欲望と一致して、倫理と欲望の区別がつかなくなっているのである。
 私が近代的自我の狂気と呼んだものの実相はこのようなものである。そして、今日、これが、蔓延しているのである。
 ここで、省察・内省・瞑想の問題があるのである。差異と同一性を区別する能力の形成の問題である。
 ここで、唯物論に囚われると、不可能になる。ポイントは、特異性の保持である。自己に内在する特異性の心性を維持することである。ここが、自己の基盤なのである。正に、差異なのである。
 これは、正しくは、超越的なのである。そして、同時に、同一性的である。これを『般若心経』は色即是空、空即是色と簡潔に説いている。
 そう、唯物論を廃棄しなければ、この特異性心性さらには、差異共鳴心性を形成することはできない。つまり、精神性が物質性に対して、優位にあることを認めなければ、不可能であるということである。
 物質が精神に対して、優位になると、心性は同一性化されるのであり、特異性が自己中心主義になる。
 自己精神の本源性を認識することで、差異と同一性の区別が可能になりだすのである。
 では、自己精神の本源性にはどうやって気づくのだろうか。ここで、すぐれた芸術の効用があるのである。音楽であり、詩であり、小説であり、美術である。また、自然の効用である。そして、哲学であり、神話である。
 自己心性に潜在している精神の種を芽生えさせる必要があるのである。そう、精神の栄養を与える必要がある。自己精神涵養の必要である。
 しかし、今日、物質主義のために、自己精神は眠ったままである。この自己精神の発現があって、民主主義は生きるのである。トランス・モダン・デモクラシーである。


市場主義VS連帯主義:第三の経済:差異共鳴主義経済としての自由共同体主義
この問題は、PS理論において、根本的に追求したものである。自由主義と共同体主義との差異共鳴主義をPS理論は提唱するのである。
 後で考察を行いたい。

*******************


【米金融危機】問われる哲学 「市場主義」苦悶の姿
2008.10.1 21:02

 米国発の金融危機は、冷戦後のグローバル化に乗って世界に広がった米英流の「市場主義」のあり方そのものをも問い直す契機になろうとしている。欧米の指導者やメディア、識者たちは、市場を参加者の自由意思に委ねれば最善の結果が得られるという、この経済哲学の是非を盛んに論じだしている。

 「もし、まだ自由な市場の下での資本主義の崩壊を目撃していないとしても、われわれは間違いなく、過去20年にわたって米国で発展し、一部は英国でも取り入れられた、資本主義の特定の形が、最後の苦悶(くもん)にあえぐ姿を熟視している」。9月26日付の英紙インディペンデント社説(電子版)はこんな刺激的表現で、今回の危機の底流にある根本的問題をえぐってみせた。

 ここでいう「資本主義の特定の形」とは、減税や民営化を推し進めて「小さな政府」を実現、市場や産業への国家の介入を徹底して排し、大幅な規制緩和を実施して投資を呼び込むという経済政策だ。1980年代の世界を主導した米英首脳の名を取って「レーガノミックス」、「サッチャリズム」とも呼ばれた。

 とりわけ米国は、自由放任主義に軸足を置いた「市場主義」の効用を他国に説き回り、それは冷戦終結後の90年代に始まったグローバル化の流れとも相まって各国に浸透していった。その“伝道師”が今、政府系住宅金融2社を国有化し、不良債権買い取りのため最大7000億ドルもの税金をつぎ込もうとしている。米誌タイム10月6日号は、そんな米国の姿を、「フランス合衆国」と皮肉った。

 フランスは「市場主義」の波に洗われつつも、産業政策や福祉政策を重んじて米英と一線を画してきた欧州大陸諸国の中心にある。

 サルコジ仏大統領は「いかなるルールや政治的介入にも縛られないという、市場を絶対だとする発想はばかげている。市場は常に正しいという発想もだ」と述べ、「ともに規制された資本主義を再建しようではないか」と呼びかけている。

 9月28日付の米紙ニューヨーク・タイムズの社説(電子版)も「何十年にもわたって、規制に反対するレーガン革命の信奉者たちが重要な法律を排除し、必要とされていた規制の法令化を妨げ、法的な職権の行使を拒絶してきた」と、過剰な規制緩和策を批判している。

 だが、行き過ぎた「市場主義」への反動から、政府が必要以上に投資家への締め付けを強めることに対する警戒感も根強くある。

 27日付の英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は「自由な市場を称賛する」と題した長文の一本社説を掲げ、「具体的に批判すべきだ。『とめどない資本主義』だとか、『足かせをはずされた欲望』などというが、そうした言葉が具体的に何を指すのか明確にする作業を避けている」と、抽象的な批判に反論した。そのうえで、「市場の自由はイデオロギーではなく、仕組みであり、この200年間、その価値を繰り返し証明してきた。FTは今日もなお、市場の自由を支持する」とうたいあげた。

 30日付FTは、個人主義を尊ぶ米英と、社会における連帯に重きを置く他の欧州諸国やアジアとの価値観の相違も「市場主義」批判の背景にあると指摘する経済学者チャールズ・ウィプロス氏の寄稿を掲載した。

 FTはまた、「ニューヨークとロンドンを見限ってはならない」との同日付のコラムでも、(1)金融市場では英語が共通語だ(2)法人の権利を守る法が整っている(3)金融知識豊富な人材が集中している−との理由を挙げて、「次の30年は違ったものになるだろうが、ニューヨークとロンドンは復活する」と断言している。

(犬塚陽介)

http://sankei.jp.msn.com/
economy/finance/081001/
fnc0810012104022-n1.htm

MSN Japan


2008年10月01日(Wed)▲ページの先頭へ
新しい世界へ向けて:トランス・ヤハウェ主義:人類史の大厄
現代のカオス、これは、実は、叡知、真理、そう、本源を失っていることから発していると言える。
 プラトニック・シナジー理論から言えば、すべては実に、シンプルな様相である。
 そう、すさまじい知の混乱があるのである。これは、父権制、一神教によってもたらされたと言える。つまり、同一性に価値をおく同一性主義である。
 今はっきりした視点からいうと、この狂気の文明には深い意味があるのである。ヤハウェ文明は重大な意味をもつのである。
 これまで述べたように、ヤハウェ文明とは、物質主義文明であり、近代科学・技術を興隆させたのである。これはおそらく人類史上、空前絶後の達成である。
 しかし、これは、正に、諸刃の剣である。パラドクシカルな達成である。
 私はヤハウェを最大限に批判しているが、実は、これは、最大の評価なのである。ヤハウェはおそらく最高度に偉大なのである。しかし、逆に最高度に危険なのである。
 思うに、ヤハウェの功績は認めなくてはならない。しかし、同時に、その悪を裁断しないといけない。
 結局、現代は、トランス・ヤハウェ主義の時代なのである。人類史上、もっとも、スリリングな時代と言えるだろう。

P.S. 思うに、ヘーゲル哲学が想起されるのである。大枠では正しいだろう。精神があり、疎外としての物質化があり、そして、新たに精神化される。この弁証法は強力である。
 しかし、PS理論から見ると、精神とは、同一性ではなく、差異、超越的差異なのである。ここで、ヘーゲル弁証法とは決定的に異なるのである。


1 2 3    全86件




新着トラックバック/コメント


カレンダ
2008年10月
     
 

アーカイブ
2006年 (104)
7月 (9)
8月 (6)
9月 (7)
10月 (9)
11月 (39)
12月 (34)
2007年 (542)
1月 (48)
2月 (49)
3月 (67)
4月 (45)
5月 (44)
6月 (1)
7月 (33)
8月 (67)
9月 (47)
10月 (42)
11月 (49)
12月 (50)
2008年 (623)
1月 (40)
2月 (29)
3月 (26)
4月 (38)
5月 (32)
6月 (48)
7月 (49)
8月 (61)
9月 (68)
10月 (86)
11月 (86)
12月 (60)
2009年 (472)
1月 (82)
2月 (66)
3月 (58)
4月 (32)
5月 (27)
6月 (34)
7月 (35)
8月 (26)
9月 (36)
10月 (30)
11月 (28)
12月 (18)
2010年 (251)
1月 (19)
2月 (29)
3月 (29)
4月 (11)
5月 (25)
6月 (33)
7月 (28)
8月 (23)
9月 (15)
10月 (18)
11月 (8)
12月 (13)
2011年 (126)
1月 (11)
2月 (12)
3月 (13)
4月 (12)
5月 (6)
6月 (4)
7月 (5)
8月 (11)
9月 (15)
10月 (7)
11月 (16)
12月 (14)
2012年 (117)
1月 (10)
2月 (13)
3月 (6)
4月 (6)
5月 (14)
6月 (8)
7月 (11)
8月 (7)
9月 (3)
10月 (24)
11月 (9)
12月 (6)
2013年 (145)
1月 (12)
2月 (11)
3月 (9)
4月 (21)
5月 (10)
6月 (9)
7月 (17)
8月 (9)
9月 (5)
10月 (22)
11月 (13)
12月 (7)
2014年 (91)
1月 (6)
2月 (13)
3月 (18)
4月 (5)
7月 (4)
8月 (26)
9月 (7)
10月 (5)
11月 (6)
12月 (1)
2015年 (61)
1月 (6)
2月 (12)
3月 (8)
4月 (14)
5月 (10)
6月 (4)
7月 (6)
8月 (1)

アクセスカウンタ
今日:204
昨日:657
累計:4,954,050