INNOVATION OF PHILOSOPHY: GP陰陽哲理学 Gaussian Plane Yin-Yang Philosophience - 2008/09/06

GP陰陽哲理学 Gaussian Plane Yin-Yang Philosophience:思えば、2004年9月「海舌」氏とブログ上で遭遇し、不連続的差異論が誕生しました。その後、仮説・理論は紆余曲折的に変転しました。現時点2015年では理論名はGP陰陽哲理学です。




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2008年09月06日(Sat)▲ページの先頭へ
マーヤーと夢:現実と夢:現実とは何か:夢象としての現実
マーヤーと夢:現実と夢:現実とは何か:夢象としての現実

この問題は、哲学の中心にあると言えよう。いったい現実とは何か。私はよく夢を見るので、夢の世界で、いわば、生きているのであり、その時は、夢が現実である。夢から覚めると、現実に戻ることになる。
 ヒンドゥー神話・哲学では、ヴィシュヌの夢が、この世である。マーヤー(仮現)である。この齟齬をどう考えたらいいだろうか。この問題は、物質とは何かということと関係する。
 わかりやすい例を出せば、現実とされる色彩であるが、それは、現実ではなく、主観的構造によって、形成されるものである。そう、カント哲学から言えば、超越論的形式が、現象形式を構成しているのである。これは、ほとんど構造主義的発想である。
 ゲーテの色彩論は、補色関係を明らかに、いわば、色彩相対性理論を作ったと言えよう。これは、PS理論では、(+i)*(-i)⇒光と言えるのではないだろうか。例えば、+iが赤色であり、-iが緑色である。赤色と緑色が共振して、太陽光となっているのである。
 つまり、赤色は緑色と対になっているということである。だから、色彩は現実ではないのである。
 では、現実とは何か、となる。現実とは、本来、極性的同一性であるが、それを同一性主義として捉えたものであろう。つまり、仮象である現象を固定化したものが現実であろう。だからこそ、マーヤー(仮現)と言えるのだろう。
 だから、その意味では、現実とは共同幻想である。確かに、バナナはバナナであるが、それは、バナナではないものと一体である。非バナナである。バナナ*非バナナ⇒バナナ仮象である。
 あえて言えば、仮象=現象は、造語して、夢象(むしょう)である。だから、同一性主義的金融資本主義は、この夢象を現実として考えている、いわば、虚構的経済と言えよう。
 差異価値、差異共鳴価値こそ、源泉であるのに、結果の夢象を現実と考えているのである。錯誤である。共同幻想資本主義である。

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現象を哲学する:夢と現象:夢としての現象


現象とはまことに不思議である。テレビを見れば、画像があり、それに見入る。そこには、アナウンサーがニュースを伝えている。
 これは現象であり、現実である。確固としたものとして、それを捉えている。虚像ではなく、実像として見ている。
 それは確かに同一性像ではあるが、それを確固としたものと見ると、それは、もうマーヤーである。そこにあると捉えているのは、「わたし」の主観的構造である。これは、カントの功績である。
 私は何が言いたいのかと言うと、眼前のリアルな、現実の映像のことである。
 先に述べたことと共通するが、夢の映像とどう違うのか。確かに、現実の映像は物質があり、夢の映像には、物質がない。しかし、物質とは何か、である。
 この問題は、他者問題である。思うに、主観的他者と客観的他者があるだろう。主観的他者の場合、それは、イデアである。それに対して、客観的他者とは、イデアではなく、同一性となった他者である。おそらく、このイデアと同一性との違いではないだろうか。
 言い換えると、夢の映像とはイデア的であり、現実の映像は同一性(物質)的であるということではないだろうか。
 考察を展開させると、この同一性の他者の認知であるが、そのままでは、同一性の他者であり、差異はない。しかし、他者は本来、差異である。この点をどうみるのか。
 差異としての他者とは、結局、イデアとしての他者である。ここにおいて、現実の映像は、仮象となるのではないだろうか。私は眼前の対象、たとえば、子どもを見る。しかし、それは、同一性としては、単に子どもに過ぎない。しかし、差異=イデアとして見るならば、眼前の子どもは、仮象的になると言えよう。言い換えると、子どもという対象は、イデアのシンボル(象徴)となるのである。
 もっとも、この点は、PS理論から、即非性として、既に理論化されている。
 とまれ、そうすると、現象も、夢と同質のものになるということである。ヒンドゥー神話のヴィシュヌの夢は、真実なのである。


心の闇と同一性主義=交換価値主義:暗黒の同一性主義金融資本主義から光明の差異共鳴的「資本主義」へ
心の闇と同一性主義=交換価値主義とは結びつくと思う。先には、ヤハウェと同一性主義との関連でそれを述べたが。
 心理学ないしは精神経済的に言えば、トラウマ(心的外傷)の闇が、悪魔的反動化して、同一性主義=交換価値主義へと転換すると思われる。
 同一性主義の金融資本主義の心理=精神経済性には、このいわばブラックホール的な闇が存しているのではないかと思う。本来、光、超越光であったものが、否定的な体験によって、闇に覆われてしまったのである。
 Media Pointの暗黒化と言えよう。イデアの光は本来あるのであるが、それを受けとるMedia Pointが、衝撃を受けて、否定の闇に包まれていると考えられる。
 同一性主義金融資本主義の非合理主義=狂気・暴力から脱する必要があるが(資本主義のトランス・モダン化)、暗く閉ざされたMedia Pointを開く、精神経済性が必要である。Positive Media Point Economy、換言すると、差異共鳴的トランス資本主義である(そう、資本主義は乗り越えられなくてはならないだろう。何故なら、投資主義は、社会・自然・文化を破壊するからである。投資と贈与の極性経済が必要ではないのか。)。
 あらゆる領域において、差異共鳴化が必要になる。経済で言えば、政治における理念を差異共鳴化し、経済が差異共鳴化する指針を形成すべきであろう。しかし、自由主義/民主主義は、差異共鳴的理念をもっているのではないのかと問われるかもしれない。
 問題は、トランス・モダン化なのである。自由主義/民主主義は、近代主義(日本の場合は、「封建的近代主義」)のために、同一性主義化してしまっているから、自由主義/民主主義が本来もっている差異共鳴性を復活させるためには、トランス・モダン化が必要なのである。言い換えると、不連続な個と不連続な個との共鳴する様態があらゆる分野に必要であるということである。
 経済で言えば、資本を差異共鳴する必要があるのである。同一性主義資本主義から差異共鳴的「資本主義」への転換である。そして、これが、トランス資本主義になるということになる。
 今は簡単に言うが、経済活動から生まれた利益であるが、それは、差異共鳴的経済活動によって、生まれたものであり、それは、同一性主義価値へと展開されてはならず、それは、差異共鳴価値の創造のために、投資と贈与がされるべきである。例えば、技術革新は、そのような投資であるし、医療・福祉・教育への注入はそのような贈与であると考えられるのである。この点は検討課題である。


   




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カレンダ
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