INNOVATION OF PHILOSOPHY: GP陰陽哲理学 Gaussian Plane Yin-Yang Philosophience - 2008/03/13

GP陰陽哲理学 Gaussian Plane Yin-Yang Philosophience:思えば、2004年9月「海舌」氏とブログ上で遭遇し、不連続的差異論が誕生しました。その後、仮説・理論は紆余曲折的に変転しました。現時点2015年では理論名はGP陰陽哲理学です。




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2008年03月13日(Thu)▲ページの先頭へ
多神教理念(多神教モデル)について:天と地との共振:新多神教モデルとトランス・モダン政治経済
一神教理念(以下、一神教モデル)では、天地の二元論化が明確である。超越神が存して、天と地とは絶対的に区別される。
 しかしながら、多神教理念(以下、多神教モデル)では、天地は絶対的に峻別されない。ここは、微妙な箇所であるが、多神教モデルでは、天と地とは、例えば、巫女を介して、交信することは可能なのである。つまり、シャーマニズム的なのである。(因みに、mediaの単数形のmediumの語源は霊媒である。)神懸かりを通して、神と通じることができるのである。神道が正にそういうものである。古神道と言うべきか。
 それは、プラトニック・シナジー理論では、差異共振性として理解できるのである。そう、巫女とは、+iと-iとの共振を起すMedia Pointの体現者と言えよう。言い換えると、+1と-1との連続同一性現象を超えて、Media Pointの心魂的様態に転換して、天地共振様態(神懸かり)になるのだろう。【明らかに、宮沢賢治、三島由紀夫はシャーマン・タイプであろう。夏目漱石にも感じられるが。思うに、大江健三郎もこのタイプであるが、戦後近代主義イデオロギーに洗脳されてしまった。何度も言うが、三島が言う「断絃の時」とは、この天地共振文化の喪失、多神教モデルの喪失を指していると考えられる。また、補足すると、出雲の阿国も一種シャーマンであろう。また、円空もシャーマンであろう。当然、空海もそうである。日本シャーマニズム文化があるのである。『源氏物語』に出てくる物の怪は正にシャーマン文化の証しである。p.s. より正確には、シャーマニズム/アニミズム文化である。】
 この多神教モデル(正確に言えば、前多神教モデル、ないしは前宗教的モデル)の天地共振様態を否定するのが一神教モデルである。例外が預言者や神人であるイエスである。徹底しているのがイスラム教である。【もっとも、キリスト教の聖霊とは、思うに、このシャーマニズムと類似すると思うのである。既述したが、三位一体論は虚構である。三位三体論が正しい。】
 そして、先に、一神教モデルは、自己認識方程式で明示されていると述べ、多神教モデルは未解明のままであるので、ここで検討したい。【イスラム教は、一神教と多神教の中間であると思われる。アッラーはヤハウェとは異なるのである。アッラーはMedia Point的だと思われるのである。イスラム教のタウヒード(一性:いつせい)は、Media Pointにおける一性であると思われるのである。】
 自己認識方程式(+i)*(-i)⇒+1を変形して、多神教モデル方程式として、(+i)*(-i)⊃+1ないしは(+i)*(-i)⊇+1が考えられないだろうか。左辺が右辺を含むのである。そうすると問題は、等号のときである。等号のときが、神道で言えば、天照大神と日御子(「天皇」)との一致ではないだろうか。エジプト神話で言うと、イシスとオシリスとの一致、ニーチェ的に言えば、ディオニュソスとアポロの一致である。
 議論が少し脱線するが、この等号と、一神教モデルが重なるのである。これが、天皇制の起源であろう。つまり、多神教モデルと一神教モデルが重層化されるのである。混淆であるが、混同でもある。おそらく、このために、多神教から一神教への発展という宗教史観が生まれたのではないだろうか。とまれ、本件のテーマには一応答えたので、後は、随想したい。
 多神教モデルとは天地共振モデルであり、これは、正に、古代的宇宙観なのである。また、私見では、西洋においては、イタリア・ルネサンスでこれが大復活したのである。【因みに、よく言われることであるが、アルプス以北(西欧)とアルプス以南(南欧)は、文化が質的に異なると見るべきである。端的に言えば、西欧とは父権一神教的であり、南欧とは母権多神教的であると思う。聖母マリア信仰は南欧的であり、地中海の女神信仰に拠る。補足すると、イギリスの場合、複雑になるのは、基盤にケルト文化があると考えられるからである。即ち、ケルト文化は母権多神教文化なのである。イギリス文化の矛盾撞着があるのである。私見では、イギリス文学にファンタジーが顕著なのは、これに拠るのである。】
 経済においては、おおまかに言えば、多神教モデルは共同体経済であり、一神教モデルは自由主義経済であろう。しかしながら、多神教モデルは近代主義の連続性によって、社会主義化してしまった。そして、一神教モデルは、ポスト・モダン的反動によって、新自由主義化してしまった。
 結局、提唱している差異共振経済(Kaisetsu氏の市場化された場における共同体主義に相当する)は、一神教モデルを包摂する多神教モデル経済であると言えよう。言い換えると、近代的同一性を包摂した差異共振経済である。トランス・モダン・エコノミーである。
 結局、今日、アメリカは一神教モデル経済の行き詰まり、日本は多神教経済(連続化した多神教モデル経済である社会主義経済)の行き詰まりがあると思われる。アメリカのオバマ氏の動きを見ると、また、多極化路線を見ると、それは、新多神教モデルであると思われる。即ち、差異共振経済である。トランス・モダン・エコノミーである。
 日本はいち早く、旧態の連続化した多神教モデルから脱皮して、新多神教モデル経済へと転換すべきである。自民党は、旧多神教モデル経済である。
 経済と宗教モデルとの関係については後で再考整理したい。

p..s. 多神教モデルとは、天地共振様態であると言ったが、日本経済の場合どうして、社会主義的になるのかと言えば、結局、多神教モデルが父権化されたものになっているからだろう。上で述べたように、日本文化は、厳密に言うと、多神教モデルの基盤の上に、父権モデルが乗っているのである。この父権モデルは一神教的と言えるが、啓典の宗教のように徹底していないのである。これが、おそらく、日本経済の堕落の原因であると思う。言い換えると、多神教モデルと父権モデルの癒着が今日の社会主義的資本経済を生んでいるのである。
 中途半端な父権モデルないしは一神教モデルを解体して、新多神教モデル経済、トランス・モダン経済へと転換すべき必要があるのである。そう、自民党が、この多神教的父権モデル経済を政治的に体現してきたと言えよう。大局的に見れば、やはり、儒教的経済だと思う。脱儒教・新多神教モデル経済へと転換すべきなのである。

p.p.s. 日本経済を儒教的経済というのは短絡的であり、間違いだろう。そうではなくて、多神教モデルの基盤に乗った父権モデルが、明治維新日本文化であり、戦後は、多神教モデルが解体されて父権モデルに近代主義が結合した形になっていると言うべきであろう。
 だから、日本経済復活のためには、やはり、根源・基盤の多神教モデルの復活が必要なのである。やはり、新神道が必要である。換言すると、新東洋化である。東洋・日本ルネサンスである。


   




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カレンダ
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